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あなたは商品ですか、人ですか?

こんばんは。

前回の水樹奈々の投稿、同じ水樹ファンの友人(同級生)から

「同じこと思った!!!」と連絡が来ました。

やっぱり…?(笑)

若くもなく、成熟してもないアラサーはもがき甲斐があってきっと面白い世代だよ!

お互い頑張ろう!


さて、ということで今日は最近起きたことを踏まえて生保の思い出にも久しぶりに触れようかと思います。


いきなりの質問ですが

皆さんは、人の魅力というのはどこまで判断に影響を及ぼしますか?


例えば人が物を購入するとき、その商品には本質的な価値のほかに付加価値がついていることってありますよね。

本質的な価値が機能性、実用性だとしたら

付加価値はデザイン性、希少性(限定物)、ステータス性(ブランド物)など。

そのほかに今日触れる人的価値ってありますよね。

大好きな綾瀬はるかさんがCMに出ている化粧品だから、テレビで芸人の土田さんがおすすめしていた家電だから。

さっしーがプロデュースしているカラコンだから。

店員さんがおすすめしてくれたんだから、こっちの服のほうが似合うかな。

ある種のブランド性になるでしょうか。

私たちは想像以上に人の影響を受けています。


人それぞれだし、対象によってもウエイトは違ってくると思います。

このバランスって難しいですよね。

私の場合は人が好きなこともあり割と重視する傾向にあります。

こだわりが少ないのもありますが縁を大事にしたいです。




真逆のエピソードになりますが


3年目の春に所長から呼び出されて

「この人の申し込み書作ってもらえる?それとこの日空けといてくれるかな」

と話しかけられたことがありました。

見ると学資保険の申込書でした。

以前書きましたが当時他社の追随を許さない利率で学資保険を販売していたので

お問い合わせも多かったのですが、


挙績ができていないわけでもないのになぜなんだろう。


話を聞いてみると、お客様はネットで商品を見て加入したいと1番近い隣の支社に問い合わせをしたものの、

その時に対応した新人の担当者が確か無断で遅刻するなだったか大変失礼を働いたそうで(知らない人とは言え同じ社員なので申し訳ない、書くのが恥ずかしい)

担当変えてほしいとの要望を受けて私のいる支社に話が来て、上司が私に行くように決めたようでした。


この時点で私は上司が私を選んでくれたことを光栄に思う気持ちよりも

お客様に驚いていました。

私なら契約したかわからないですね。


アポイント当日、大好きな上司とお客様の会社に訪問。

余談ですが来客スペースの入り口に水槽があり

うちと大違いだな、でもうちみたいな公共性の高い商品を扱う会社がこんなに派手だと反発くらいそうだもんな。

と泳いでいる鮮やかな熱帯魚を目で追いかけながら考えていました。


上司と一緒にまずお客様の話を聞いたうえで謝罪をしました。

「今となっては本当に申し訳なかったとしか言えないんですが」

「いえ、いろいろ考えたんですがどうしてもこの商品に契約したくて。」

ここまで気に入っていただいてると申し訳なさ以上になんとも惜しい感情になります。

「私と上司で〇〇(私の名前)を選ばせていただきました。責任もってフォローさせていただきます」


こんな会話があったと思います。

お客さまはその時の態度で言えばお怒りではなく終始御手寧な対応をしてくださいました。

無事にお手続き完了。

会社を出て上司から

「私がまるちゃんを個人的に可愛がってるから選んだんじゃないよ。頑張ってる人にフォローしてほしいから選んだんだよ。これからも頑張んなさいよ」

と言われてそれぞれ次のアポに向かいました。



商品力は確かにありましたが割と珍しいケースです。

大きな買い物や長く使うものほど契約時に与える人の影響は良くも悪くも大きく、保険はその最たるものになりますからね。

このケースは見直しの必要がない商品ではありますが、毎年契約概要が届くたびに当時のこと思い出したりするでしょうし。


個人的には人的価値というのはほかの付加価値とは比較にならないくらい満足度に大きく貢献しますし本当の意味で商品を魅力的に感じていただくには欠かせないものだと思います。

実際このお客様とはその後1度も会うことができませんでした。

何度かアフターフォローでお電話したのですが、こういった土台のない加入経路は関係構築ができていないので

「見直しもないですし新たに契約するつもりもないので」

で終わってしまいました。

もったいなかったなぁ~実にもったいない。

もちろん全ての人がアフターフォローを望んでいるわけではないのでそれ以上のことはしませんでしたけれど

そんなことを思い出しました。


皆さんならどうですか?

本質的な目的が達成できればその他はあまり気にならないでしょうか。


私はありがたいことに

「まるちゃんだから契約するよ」

とのお言葉をいただいたことがあり本質的な価値よりも結局人だと思います。

単なる物売りではなく、人と人との力を信じたいですね。

無論偏ってはだめです。


何度もここに登場しているI君が1年目の頃に

「結局商品。商品がよくなきゃいくら頑張ったって売れないんだ」

と弱音を吐いたときに希望も含めて

かなりの勢いで否定したのが懐かしいです。



というのもですね、今日前回かいていたお誘いいただいてた会社の最終面接があったので行ってきたんですが、

内定を辞退しました。


ここ数年というか、今まで誰にも言われたことのないようなことを言われたからです。


お誘いいただいていたのは外資系の保険会社さんでした。

国内生保の経験もあるし君なら絶対やれるよ!

私も前の会社を嫌で出てきたわけではなく、仕事のやり方は多少違えど職種の経験もあるので

最初から絶対に行くとは言えないものの結構真剣に考えてました。

しかし、全ての方がそうではないのは大前提なのですが、

一個人の経験としてあった話で

外資系生保の方は、国内系生保の人間を見下す傾向があります。

これについては私も今回ガイダンスを聞く中で

社員1人1人に対する教育や営業手法などここは圧倒的に外資系が優れている部分があると感じ

確かにな、という気持ちもあるのですが

言葉の端々にそれが表れていると

私としては大切に思っている過去を入社してからもずっと否定され続けるのかしらと考えてしまい

割りきることができませんでした。



結果として

あなたは人として基本的な部分が抜けているから才能があっても光らない

教育レベルの低い国内生保であれだけやれてたからうちに来ればすごいことになると期待してたのに期待して損した

どれだけお膳立てしてやったと思ってるんだ

お前は口だけ、なんなんだお前、意味わからない

お前みたいな無職で過去に何の実績もない奴、どこがとってくれるんだ

こんなやつだって先にわかってよかった

と言われ、最後に

もう一緒にいたくないから出てっていいよ、あなたの育成はしません

と追い出される事態になりました。




んーーーーなんというか

怒りは湧かなかったですね。

後悔はしていません。


たまたま連絡を取っていた前職(人材)の同期に報告したら

心配されましたが今割と普通ですので安心してください。

それに私にも気に障る部分があったのだと思います。


職業選択ってむずかしいなぁ

自分のやりたいことのためなら会社は利用できるところだけ利用して上司が

どんなひとであろうと関係ない、という人もいるでしょうし。

そんな鋼のメンタルになりたいなぁ。


とりあえず引き続き就活頑張ろう。



もしサポートいただけたら生保業界事情のご質問にお答えしますのでご記載をお願いします。