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先進国の比較でみる日本の賃金の格差~NHKニュース「おはよう日本」の取材で言いたかったこと~

さて、問題です。日本の大卒初任給って世界と比較したらどのぐらいでしょう?

【大卒1年目の初任給】
スイス:902万円
アメリカ:629万円
ドイツ:531万円
フランス:369万円
韓国:289万円
日本:262万円
(2019,ウイリスタワーズワトソンより)

【AI&IT人材の給料】
アメリカ:1000万〜1200万円
日本:520万円〜750万円
(経済産業省データより)

【データサイエンティスト求人の最高額】
日本:1200万円
中国:1600万円
シンガポール:2000万円
(ある人材会社の求人データ調査より)

【インド理系の上位大学の学生へのオファー】
日本のベンチャー:初任給600万円
Amazon:初任給1200万円
(ある人材会社の情報)

この結果をみたとき、英語ができる日本の若者、外国人のIT系人材は果たして日本企業を選ぶでしょうか。

2022年1月24日、NHKニュース「おはよう日本」で外国人エンジニアの採用市場について、グローバルパワーの増島営業部長の取材シーンが放送されました。

「こんな状況でも日本が好きで日本でしか通じない日本語を学んで日本企業で働きたい!という外国人材はいらっしゃるので、特にITエンジニアに関しては日本語のレベルにどうこう言う前に技術力、ポテンシャル採用しようよ!」ってことを言いたかったのに放送ではカットされましたー(涙)TV取材って都合よくは報道はしてくれませんね。トホホ

で、先進国の比較でみる賃金の格差は、もちろん物価の違いが背景にあり、約30年間も続く経済停滞と、30年ほぼ変わらない日本企業の賃金&物価の問題は大きい!

こんなマクロな課題をかかえつつ目下、個人的に取り組めること、できることは何か。

①会社の生産性、付加価値をあげて社員の給料にどんどん反映させること

②年功序列、横並びの賃金、一律定期昇給からの決別。日本式の良い制度はのこしつつ能力・ポテンシャル・成果に見合った給料と評価をすること。要はマネジメントがマネジメントとしての仕事をちゃんとする。

③デフレは消費者としては有り難いし背に腹は代えられないけれども、サービスの価値をみきわめ、しかるべきサービスを選び、しかるべき報酬を支払うよう心がける。

という感じでしょうか。

今回の取材&放送でこんなことを考えました。

NHKニュース「おはよう日本」はNHK+というサービス登録すればスマホやPCで1ヶ月程度?閲覧できるそうなので、よかったら見てみてください。


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