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あなたがぜったいに大丈夫な理由。

最近、腹の底から「自分は何があっても、大丈夫なんだなぁ」と感じますので、「あなたはぜったいに大丈夫」な理由をどうか説明させてください。

まず、この宇宙には、たった一つの意識が満ちているのだ、ということを知ってください。この意識は永遠に存在しているのです。

意識というのが分からなければ、素粒子のようなものだとイメージしてください。

そして、この意識は、それぞれの意図に従って、物質をつくります。

人間、動物、石、植物……などなど。

それぞれの元素の組み合わせによって身体が出来上がります。

大抵のひとはこの元素の塊(かたまり)を自分だ!と思っているのです。

だから、生き残るために必死になって、奪い合ったり、あるいは、死ぬことに対する大きな不安を抱えてしまうのです。

ですが、身体に終わりが迎えた後も、あなたはそこに残るのです。

なぜなら、あなたは身体ではなくて、この空間に満ちている意識だからです。

難しいでしょうか?

キッチンにあるコーヒーカップを思い浮かべてください。

そのカップが何かの拍子にまちがって割れてしまったとしても、キッチンという空間は残りますよね?

コーヒーカップがあなたの身体なのです。そして、ほんとうのあなたである意識というのは、キッチンという空間のことなのです。

コーヒーカップが割れた瞬間、キッチンそのものが無くなったとしたら、僕は自分が「ぜったいに大丈夫なんだ」とはみなさんに言いません!死ぬことが怖いです。

でも、そうではないのです。

身体という物質のなかに、一時的に意識が宿っているだけなんだ、と知ることは救いになるはずです。

あるいは、海にたとえて説明します。

海という大きな空間そのものがほんとうの自分なのです。ですが、左脳、あるいは自我意識が強くなると、「わたしは小さな波なんだ」と思い始めるのです。

そして、広大な海から分離している個別の「わたし」という感覚が出てくるのです。

そうなると、「わたしが〇〇をやったせいで〇〇が起こってしまった」と思ったり、あるいは、「あの人が〇〇をわたしにしたせいで、〇〇が起こってしまった」と脳が考え始めるのです。

ですが、波である、僕たち一人一人は、おおきな海の一部です。

御存じのとおり、海の状態というのは一定ではありません。穏やかな日もあれば、荒れる日もあります。

ですが、海面の状況はちっぽけな波の意志によって作用されるわけではないですよね?


ここが大事です!

それは季節や天候、あるいは月の満ち引きによって作用されます。

波である僕が「さて、大きなウェーブを起こそうかな」なんて考えたって、全体である海そのものをコントロールすることはできないのです。

大空から海を見下ろすように、高次の視点から見ると、「わたしが〇〇をやったせいで〇〇が起こってしまった」ということは錯覚なのです。

ただその状況が偶然生まれただけなのです。

だから、問題と思われることが起こったときには、

状況を自分の力で変えようとしないことです。思考であれこれ考えて、問題を何とか解決しようとすることを止めるのです。

何度も言いますが、僕たちは海の一部、小さな波なのです。海が荒れたところでそれは自分のせいで起こったのではないのです。

その状況はコントロールできない色々な要因が複雑に絡み合って起こっているに過ぎません。

だから、まず自分を責めることを止めてください。そして、いずれ状況が変わることを信じて大いなる意識に明け渡すのです。

「明け渡す」というのは、何もしない、ということではありません。いずれにせよ、行動は勝手に起こります。大いなる意識があなたの身体を通して行動を起こすのです。

「起こす」というのもちがうかもしれません。ただ「起きる」のです。

もし、何も起こらなかったとしても、キッチンとコーヒーカップの例を思い出してください。

あなたの身体(コーヒーカップ)に何が起こっても、それは問題ではない、ということです。ほんとうの自分は宇宙に満ちている意識=空間(キッチン)そのものであることを忘れないでください。

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