<<創作大賞 恋愛小説部門>>連載小説「憂鬱」-18 専業主婦である母を受け入れられなかった?
吉永美里は、生まれつきの優等生だった。小学校から中学校まで、成績は常にトップクラス。高校に進学してからもその勢いは止まらず、さらには生徒会長まで務めることになった。彼女の将来は輝かしいものに違いないと、誰もが思っていた。
美里の学校生活は、誰もが羨むものであった。彼女はクラスの中心的存在で、教師たちからも信頼されるリーダーだった。友達も多く、その笑顔はみんなを元気にさせた。彼女の勉強の成績は言うまでもなく、運動神経も抜群で、部活動でも活躍していた。
生徒会長としての役割は