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フィルムを撮り続ける

今でも35ミリのフィルム写真を撮り続けている。じわじわとY2Kムーブメントがあった数年前から、CyberShotをはじめとする一昔前のデジカメはいまだ人気がある。一眼レフやiPhoneの高性能カメラを追いかける時代とは別に、編集なしでレンズや性能ゆえのフィルターがある写真はスマホにはない味がある。最近はカメラの性能が十分すぎるくらいで、高止まりしている感が否めない。

20代を筆頭に親世代のデジカメを使ってはSNSにアップしている。チェキ、フィルムカメラが人気再熱した時代もあったが、フィルム自体が年々高騰しており、デジカメはSDカードでWi-Fi搭載、非常に手軽なのがブームの要因だと思う。メルカリでは1万円も出せばそれなりのデジカメが手に入る。それでも僕がフィルムカメラを撮り続ける理由は、1枚1枚の大切さや現像のプロによる第三者の手が加わった写真という面白さだ。

物の捕らえ方(ここでは対象物を撮る=レンズが捕えるという意味で使っている)は人それぞれなのだが、自分としては綺麗に見える構図やバランスを意識して撮ることは少々つまらないと思う。そういったことを意識していることが大半だが、面白い写真を撮れた時の高揚感は半端ない。今はメルカリで安く購入したYASHICA ZOOM 105とOM-10を使っている。フィルムはFujifilm Premium 400、Kodak Portra 400あたりが好き。

これまでフィルムカメラではOM-1やCONTAX T2、一眼レフではSONY R7IVやFUJIFILM XT-5を使っていた時期もあったが、どこか思うように表現できなかった。それに高性能かつ高い価格帯を頼りに買って試すことが多かったのだが、最近は買い物上手になって、安く手に入れて性能を発揮させることより自分の目を鍛える方が楽しい。

それでは作品をいくつかご紹介。

光に引き寄せられることもあり、光を捉えがちで少しつまらないと思ってしまう部分もある。最近は人もよく撮ることがある。

1枚目は作品より、2枚目は何でもない写真。1枚しかない写真っていうところに浪漫を感じたりもする。何枚でも撮ることはできるけど、24枚や36枚ロールの中で同じ写真はちょっともったいない。また、現像してくれる写真機店の方にも1枚1枚丁寧にやっていただきたいので、同じ写真は撮らないようにしている。

場所は選ぶけどフラッシュをたいて撮る写真もよい。特別な空間での思い出というフラッシュバックをさせてくれる。

CONTAX T2もいい仕事をするカメラだ。

これはOM-1を使い始めて少し慣れた頃に撮った写真なのだけれど今も気に入っている。OM-1を手放した理由は綺麗に真面目に撮れてしまうカメラで、ちょっと遊び心を取り入れたかった。結局、この頃の写真をもう一度撮りたくなって今度はOM-10を買い、現在は現像待ち。

将来的には、PENTAXやMAMIYAも使ってみたいところ。また変化があれば投稿しようと思う。インスタグラムをやっているのでよかったら覗いてみてください。

iPhoneカメラのHDRはリアリティな作品を追求しすぎた技術の産物だと思っていて、派手な写真になってしまうのを避けるために最近はオフにしているが、高性能カメラよりしばらくはiPhoneカメラを使い続けると思う。

以上

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