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銀座でひとりメシなら、よもだそば&カレー

銀座は大好きな街である。
最近は海外からの観光客が多いけれど、それでもやはり歩いていて落ち着く大人の雰囲気がある。
高価なブランドショップで買い物などしなくとも、素敵な飲食店はたくさんあるし、教文館という都内屈指の素晴らしい書店があるし、お洒落な文房具を伊東屋で探す楽しみもある。GINZA SIXの地下3階にある観世能楽堂にも最近は足を運ぶようになった。
何よりもクラシック音楽ファンにとっては、室内楽と古楽に関してはトップクラスのクオリティと人気を誇る「王子ホール」(銀座4丁目、王子製紙本社ビル内)があるというのが大きい。

仕事柄、よく王子ホールには行くのだが、開演前とか終演後にお腹が空いて仕方がないときに使うのが、庶民の味方「よもだそば」。

JR有楽町駅から銀座3丁目の信号を目指していくと松屋通りの右の並びにある「よもだそば」。直進すると右手に教文館があり、銀座3丁目の信号を松屋を左に見ながら中央通りを渡ると、右手に王子製紙本社ビルが見えてくる。「よもだそば」は有楽町駅と王子ホールのちょうど中間点にある
よもだカレー。骨付き鶏もも肉とトマトとタマネギをじっくり煮込んだ本格派。蕎麦屋のカレーの域を完全に超えた美味しさで、結構辛口だが後味は爽やか。単品だと630円
よもだカレーとのセット(820円)でついてくる半たぬきそば(冷やし)。自家製生蕎麦は香りがよくて美味しい
あまりにも種類が多いのでいつも迷ってしまう券売機。じっくり選べるよう写真に撮りました
いつもカレーとのセットを選んでしまうのだが、実はそばのメニューがとても多い。特に天ぷらの種類が豊富で、季節限定「ふきのとう天そば」「山うど天そば」「よもぎ天そば」など、ぜひ食べてみたいものだ。野菜の産地にもこだわっている

店内は細長くて狭く、雰囲気は立ち食いなのだが、ちゃんと座って食べられるのもありがたい。
ここは無化学調味料、国産・無農薬野菜というこだわりの店でもあって、店名の由来も含めたそのあたりの情報は公式サイトに詳しい。
観光客もあまり並んでいないし、客の回転もいいから待たされないし、土地柄の割には価格が安いので、銀座での一人メシとなると、ほぼほぼ「よもだそば」と決めている。
テレビの取材もよくあるようだし、女性客も案外多い。王子ホールの格調高いイメージには合わないかもしれないが、コンサート前に一人でサクッと腹ごしらえするには、銀座でこれ以上の場所はないと思う。

ちなみに、よもだそばさんからは何ももらっていませんので、念のため。

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