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映画「とんび」を見て思ったこと

おはようございます、ナオキです。

今実家に帰っていて、昨日久しぶりに両親と映画を見に行ってきました。

重松清さんの小説が原作の「とんび」という映画です。

重松清さんの名前を見るだけで、すごい懐かしい気持ちになりますね。学生の頃、「ナイフ」とか読んだりしていました。

正直、映画を始まるまでは全く期待してませんでした。両親と「何か映画見ようか」という話になって、たまたまやっていた「とんび」を選んだので、内容や俳優も知らずに上映が始まりました。

そしたら、まさかの号泣止まらず。
初めから最後までずっと泣いてました笑

この映画の良さを一言で表すと、「139分を全て使って、一組の父と息子の人生を描ききったこと」です。

いや本当にね、親子の人生がすごく丁寧に描かれているんですよ。

あらすじ自体は「母親が幼い息子を庇って事故死してしまい、不器用な父親が息子を育てていく」というそこまで珍しくないストーリーなのですが、とにかく丁寧に登場人物の感情を描いてくれているので感情移入が半端ないです。

父と息子、お互いに心の中では誰よりも相手を思っているんだけど、それを中々言葉にできない。なんだか見ていて凄く自分を重ね合わせていました。

そんな2人をフォローするサブキャラもまた、超魅力的でしたね。

特に魅力的だったのは、父の親友の昭雲(しょううん)というお坊さん。この人は、息子への思いを上手く言葉にできない父を叱咤激励しながら、親子の関係性をサポートしていくようなキャラで、見ていて「なんていい友人なんだ」と終始思っていました。

そんなとんびの中で僕が一番印象的だったのは、父親が息子に向けて言ったセリフですね。記憶を辿って書いているので、細かいところが違っていたらすみません笑

「親のことなんて忘れてもいい。自分のやっていることが上手く行っている時は、そっちに集中すればいいんだ。でももし上手くいかなくてしんどくなったら、いつでも帰ってこい」

このセリフが、まさに自分の状況と重なって涙が出ました。
僕は実家を出てから一人で頑張ってきたけど、仕事の退職や新しい業種への挑戦で悩み、疲弊していました。
そんな時に、両親という自分を無条件で受け入れてくれる、愛してくれる存在は本当に心の支えになりました。

そんな両親の優しさを感じることができたので、僕にとっては一番印象的なセリフでした。

というわけで「とんび」、絶対見た方がいいです。
できればご両親と一緒に見ていただいて、親子の絆を改めて感じるきっかけになってほしいです。

最後まで読んでくれてありがとうございました!

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