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アフターコロナ時代のセミナーや研究会の在り方

 今回はアフターコロナ時代に向けて、セミナーや研究会がどのように変化していくのか(どの程度元に戻るのか?)、考えてみながら頭を整理したいと思います。

1 このままオンラインが主流になる

 最初は仕方なくではありましたが、物理的な会場で行われていたものが全てオンライン化となりました。
 運営する立場で考えると、会場の確保や準備時間も含めた移動時間の短縮となり良かった面もあります。しかし、当日運営の難しさもあり、リハーサルしたり、展示会などではオンライン用に特別なコンテンツを作ったりと初年度は大変なことが多かった(逆に1年目で多少拙くても許される場面も)です。
 参加する立場で考えると、在宅勤務中になったことでの移動時間短縮はもちろんですが、特に地方にいることにより参加できないものに自然に参加できるようになるというメリットもありました。私も、オンラインでないと参加できなかったものが数多くあり、敷居が下がったことで受けたメリットを多く享受できました。逆に、情報量が多くなりどれにしようか迷うことも多くなりました。

 オンラインでの学習コンテンツも目立つように色々手を出しました。

 今後も、一般的にオンラインで十分なものは、現状をそのまま踏襲するのではと思われます。ポイントは、在宅勤務の今後定着度合いによるでしょう。また、コンテンツなど含めレベルアップもされていくと思います。

2 オンラインとオフラインの棲み分けが鮮明に

 いわゆる、オンラインでも可能なものはオンラインで、オフライン(物理的な会場)にメリットが多いものはオフラインと棲み分けがされるとも思っています。
 私もある週の日曜日の例ですが、午前中がずっとオンラインでの研究会、午後はずっとオフラインの研究会になっています。ということは、移動時間を考慮すると、どちらかを遅刻か早退をしないと成立しない関係になっていました。今後は午前中はオンラインとオフラインを交互に実施となりそうで、少しは解消しそうですが、そのような課題も出てきました。困りますね。

 違う例として、研究会等はオンラインでもできるのですが、対面での懇親会も必要なので、そこに焦点をあてていく例も出てくると思います。オンラインになったことで各研究会やセミナーの参加人数が増えたところも多くなっています(逆に懇親会が盛り上がるところは減っている場合も少しある)。
 今でもそうですが、自宅の環境(ITスキルに始まり、ネットワークや家庭環境)が良くないので、オフラインから脱せられない方や掛け持ち等でWeb環境を求めたり、移動しながら参加するということもあります。ということで、ご自身の求める姿で対応していく形となると思います。

 今後は、今まで以上にリアルで集まるオフラインでのメリットを享受しながら、オンラインでの恩恵も受けつつ取り組んでいくことになるでしょう。


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3 オフラインに戻る

 アフターコロナになりワクチンなどの接種が終わってくると、一気に元に戻ることも考えられます。私は月に1,2日しか出社しておらず、それでもできる仕事だったことも証明され、通勤費(時間も含む)や必要性から考えても、戻る必要性もないくらいになりました。当面というか会社を退職するまで在宅が主な勤務となりそうです。
 しかし、そうとは言っていられない業種、職種や会社も出てくると思います。このような場合は、会社終わりの参加が多くなると自然に元に戻るのではないかと思われます。
 私だったらまずは、自宅から抜け出せるための気持ち+業務効率化(メリハリ)などにも今まで以上に取り組んでいかなくてはなりません。

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4 まとめ

 色々なパターンで書いては見ましたが、結局はご自身で取捨選択することが必要になります。ご自身の働くスタイル(出社なのか在宅なのか?)や学びたいものがオンラインで十分なのかもきちんと考えることになります。でも忘れたくないのは、受動的に学ぶことも発信する事もオンラインでもオフラインでも可能だということです。受験でもインプットだけにならずにアウトプットしながら知識を定着させることが必要ということと同じだと思います。今回はここまでとさせて頂きます。ありがとうございました。

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