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UGCの活用を考えよう

UGCとは

今回の記事はよりテクニカルな内容で、若干マーケティング寄りになるかもしれませんが、ブランディングを考えていく際には、非常に鍵となる対応について深掘りして行きたいと思います。まずタイトルにもある「UGC」とは何かについてから触れていきます。UGCとは、

User Generated Contents(ユーザーが作ったコンテンツ)

のことです。このコンテンツをうまく使うことによって、ブランド側が発信している情報に加えて、第三者の目線でのコンテンツが世の中に発信されてい苦ことになるので商品・サービスへの信頼性(逆にダメな場合は信頼を失いますが)が格段にアップします。例えば、ユーザーがイベントに行ってその世界観を気に入って後日購入したとしましょう。製品の性能ではなく世界観で訴求できている場合は、ユーザー目線での使い方をブランドの世界観に基づいて発信してくれるはずです。

UGCはコントロールできないが誘発はできる

ブランドにとって重要となってくるのは、ブランドの世界観に合致したコンテンツをユーザーが発信してくれることです。そのため、ブランド側はどうしてもUGCの内容をコントロールしようとしてしまうのです。UGCは正しくユーザーがユーザーの目線で情報を発信することによってその情報に価値が生まれてきます。このコンテンツの内容自体をコントロールしようとするのは、その価値そのものを下げてしまいますし、何より、あまりにもコントロールされたコンテンツはそれを見た他のユーザーが仕掛けられていることを見抜いてしまうので、効果そのものも半減してしまいます。

では、ブランド側として何も手を取れないか、というとそうではありません。ソーシャルへのポストをなぜ行うのか、という点について考えてみればわかりますが、自発的にコンテンツをアップするのは、そのコンテンツがいいものだということを広めたい、もしくは、いいことをしているという評判を得たいからです。その心理をきちんと理解することでコンテンツを誘発していくことは可能なのです。

具体的な方法とは

では具体的にどのように誘発していくのかですが、この点については、商品・サービスによって大きく状況は異なるので、あくまでも大きな枠組みの中で方法性をご紹介して行きたいと思います。一つのキーワードになるのが、同じような興味関心の対象を持っている人に見てもらいたい、という心理をきちんと理解をすることによって、同じようなポストをしている人たちのコミュニティを作流、ということは一つの方向性です。具体的にいうと#タグを設定することによってコンテンツを集めるような告知をブランド側で実施していく、というようなことも可能です。
いずれにしても、ユーザーが発信をすることのインセンティブをきちんと考え、それがキャンペーンなどといった内容にすることなく、自然な形での誘発ができることが目指すべき姿です。

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