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髪質改善の話

ホットペッパーの営業の方とお会いしてから、県内の美容室事情についての手紙が届くようになりました。(掲載予定はありません)


個人的に同じ地域としての枠組みの中で比べたりすることがないので「あぁ、実際はこんな数字なんだな」と発見が多く、新鮮な気持ちになります。


公開NGのようなことは特に記載がないので、気になった内容をシェアしたいと思うんですが、時間のある方はお付き合いください。


手紙の中に、年代別(10代〜50代)の「ネット検索ワードランキング2020年7月」というリクルートさんが調べた書類も同封されていて、すべての年代の1位が『髪質改善』だったんです。皆さん現状の髪質に満足いってないんですかね?


余談ですが、30代まではインナーカラー・エクステ・ハイライトといったデザイン優先の単語が上位に来ていて、40代からはヘッドスパ・トリートメント・白髪染めのようなケアを重視した単語が多く見られました。


『髪質改善』で検索するとどんな情報が出てくるか気になったので、お客様目線になって検索してみると、同じようなトリートメントの内容を紹介する美容室もあれば、全く別の意見も。不必要に脅迫観念を植え付け不安を煽るものまで……誰もがインターネットという広い世界で情報を発信できるこの便利な時代において、お客様が「自分自身の髪に合う情報」を得ることは難しい時代になっているんだなと改めて感じました。


noiloniでは、改善したいと思うようになってしまった原因は何なのか。今後どうすれば同じことを繰り返さずに予防できるのか。を軸にお話しさせていただいています。現状を把握できない状態で不特定多数の人に向けてメニューや商品を闇雲に紹介しても混乱を招く恐れがあるので、一人ひとりご相談の上で今後どうしていくか決定しています。


全員に当てはまるわけではないですが、お客様の声で相変わらず多いのは、「ヘアブラシとドライヤーを変えて良かった」という内容。それとシャンプーも多いですね。


だからと言って最高級のものが最適とは限りません。車も高級車は確かに素敵ですが、人によっては下品に感じたり、自分の身の丈に合わないと思うような感覚で、毎日使うものだからこそ、髪質はもちろん、暮らしにも見合った心地よいと思うものが一番です。そういったものは「長く使うぞ!」と意気込まなくても、結果的に長い期間を共に過ごしているんですよね。


改善することを求めず、ストレスなく生活するためには、集中ケアよりも毎日の積み重ねが大切です。季節の変わり目は髪や頭皮のトラブルが多くなるので、この機会に習慣を見直し、お洒落の秋を楽しんでいきましょう。

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