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医師起業日記_vol.4_やりたいことを仕事にするには?

「やりたいことを仕事に」の真実

「毎日、やりたい仕事をやれている日々、サイコー!」

YoutubeやInstagramを開けば、そう言いたげなインフルエンサーたちがたくさん目に入る。「いいなぁ」なんてつい羨ましくなるもの。

ただ、実際これって現実的にどう実現していけばいいんだろうか?退路を断って起業すればいいのか?とりあえず起業・副業スクールにでもいけばいいのか?

実はいずれも誤りであり、ここに関しては認知科学的に正しい進め方がある。「そもそも仕事とはなにか?」という再定義からスタートするというもの。

自分も本音を言えば、この進め方をわかっているようないないような状態で事業をスタートしていた

実はその正しい進め方を知ってはいたのだが、その時はその重要性がよくわからなかったのだ。


「まずやると決めて退路を断つ、そしてやるってことでしょ!」

と思っていたが、「やりたいことを仕事に」がカタチになり始めた現在、振り返ってみれば全然そうじゃないことを痛感。

というか、むしろオススメできない考え方だ。合う人もいるかもしれないが、合わない人にはとことん合わない。

本来あるべき正しい進め方、この記事を読む人にはぜひ参考にしてほしい。「やりたいことを仕事に」を実現する2ステップを記載していく。


1. 「仕事」「ファイナンス」を再定義する

実は、「やりたいことを仕事に」を目標に掲げた第一歩目、「まずやってみる」の前に「仕事」を再定義することが重要

仕事とは
お金を払ってでもやりたい、自分以外の人の役に立つこと
ファイナンスとは
お金の使い方収支・資産の多寡)のこと

「ん?仕事ってお金をもらうためにやることだよね?」
「仕事≒ファイナンスじゃない?」

そう感じるのも不思議ではない。しかし、いきなり「仕事=ファイナンス」の定義づけで入ってしまうと、その後の自分の将来は頭打ちになる

自分も実はこの再定義の重要性を知っていながら、忘れてあまりよくないサイクルに入っていた時期がある。

当然、最終的には「仕事でファイナンスまで充実している」ことは理想的だが、一方、序盤から「仕事=ファイナンス」とすると、「仕事」を"やりたいこと"に設定することができない

「仕事」は、"ついやってしまう"くらい本能的に"やりたいこと"である必要があるのだ。そうでもない仕事を設定すると、ストレスを感じながらお金を追う生活になる。

また、仕事をやりたいことに設定できないと、その延長線上に理想的なゴール(結果的には「やりたいことを仕事に」まで実現している状態)を描けない。

※「やりたいことを仕事に」を本人が望んでいる場合の話

"そこまでやりたくないけどお金になること"の延長線上には、本当に理想的に思える人生のゴールを描くことはできないのだ。

パフォーマンス・クリエイティビティが上がらないので、お金だけが多少積み上がる一方、自分の人生の加速度的な変化・豊かさを創れなくなる

例えば、少し前に有名だったYUIというシンガーがいる。

彼女は「その方が売れるから」という理由で、プロデューサーから「清楚感」「透明感」を半ば強制され、そのイメージで当時は大ヒットしていた。

しかし、彼女は本当はそれを望んでいなかった。本当は違ったイメージの歌を歌いたかったので、途中でYUIとしての活動を辞めてしまっている。

本来やりたかったもっと派手なスタイルに切り替えたのだ。彼女の歩んだ道が失敗だったか成功だったかという議論は重要ではない。

注目すべきは「仕事=ファイナンス」の方程式をいきなり適用すると、長期的には豊かさから遠ざかりやすいということ。

「ファイナンス」と「仕事」を分けてしまう方がよいのだ。そうすると、「仕事」はついやってしまうレベルの"本当にやりたいこと"を置くことができ、ゴールもより高く描ける。

先述のYUIの例でいえば、

初めから「ファイナンス」と「仕事」を区別し、「仕事」では本当に表現したいことを歌にしまくる方が、より本当の理想に近いゴールを描けて、実現できたはずなのだ。

話を戻すと「ファイナンス」と「仕事」を再定義することで、まず「仕事」を"本当にやりたいこと"として置き切れる準備をするのが、この第1ステップである。


2. 自分の"やりたいこと"を特定し、「仕事」に設定する

いよいよその「仕事」の定義づけである。

やりたいこととは、自分が

  • つい無意識にやってしまうこと

  • 誰かに止められてもやってしまうこと

  • 人ができてないと「なんでできないの」と思えてしまうこと

  • お金をかけて学んできた・学びたい領域や分野

この辺りが交差するところにあるものを"やりたいこと"と定義している。詳細な導き方は公式ラインで無料配布しているので、そちらを参考にしてほしい。

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これを「仕事」として設定して、この延長線上に高いゴールを置く。「ファイナンス」はあくまで収支・資産であり、今すぐに「仕事」で稼ぎ出さねばならないものではない。

そうすると、「ファイナンス」が保たれた状態で、「仕事」に存分に没頭できる状態が完成する。"やりたいこと"なので、どんどんハマれるし、そこの延長線上には、

"そんなにやりたくないこと"の延長線上には描けなかった高いゴールを描けるし、達成もできる。「やりたいし、できる気がする」ので、どんどん動ける。

こうなってしまえば「やりたいことを仕事に」というのは、もはや夢のまた夢ではなく、もう遠くないうちに訪れる近未来の一つでしかなくなる。


経営者は当初「やりたいことを仕事に」を描いて創業する人も多いのだが、この「仕事=ファイナンス」のワナにハマって、

「なんのためにこんな頑張ってるんだ?」となる人もまた多いのだそう。かくいう自分も、一時期そうなりかけていたことがあった。

まずは「仕事=やりたいこと」で置き切ることから始めれば、自然と実現へと向かっていける。それをふと思い出した日だった。


よければ参考にしてください!


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