医師起業日記_vol.1_フィードバックは今すぐやめよう
振り返りはやめよう
「なぜ達成できなかったんだろう」
「どうしてできないんだろう」
と、バカマジメに毎日結果の数字とかを見てきて。
「◯◯さんのここがダメだから、こうしてほしい」
「◯◯さんはこういうところがあるけど、やめた方がいい」
こんな言葉を人にかけたくなったり、かけたりしてきて。
しかし。
今日「実はこの振り返り・フィードバックこそ、成長速度を遅める最たる原因らしい」という恐ろしい事実を学びました。とある有名なコーチの本から。
たしかにこの「フィードバック」とかいうもの、なんか頑張ってやってる割には、なんか苦しいというか。ネガティブになるというか。
フィードバックがダメな理由
皆さんも「PDCAサイクル」「フィードバック」という言葉、聞いたことありますよね。
そして、大抵の人はこれを聞くと「成長に不可欠なやつ!」「だがしかし正直サボってる!」と思うんじゃないでしょうか。
実は、これらは「そもそも脳の原理原則的に成長促進に向いていない」という事実が知られ始めています。
理由は「脳は未来・過去に同時に焦点を当てられないので、過去を時間をかけて注視すればするほど、未来視点が持ちづらくなり、現状維持しやすくなるため」だそう。
たしかに、「PDCAサイクル」って、4ステップ中2ステップが過去を向いていますよね。フィードバックなんて、まさに過去に対する言葉がけですし。
「いやいや、振り返りしないとそもそも改善も生まれないでしょ」
という風に思いますよね。ぼくも思ってました。
一点だけ例外があるとすれば、すでにルールもノウハウも決められた範囲内での行動に限れば「フィードバック」は有効であるということ。医療でいえば、手術など。
もうほとんどルールもノウハウも決められているわけなので、そうするとフィードバックを受ける意味、自分でフィードバックする意味もあります。
しかし「人生・キャリアどうする」「新規事業の打ち手どうする」という質問に対しては、フィードバックを受けても、あまり意味がないというわけです。
今の時代は「フィードフォーワード」
じゃあどうすればええのよ。と思ってたんですが、実は明確にフィードバックせずとも、現状を大きく好転させてしまう魔法のツールがあるんです。
それが「FFAサイクル」「フィードフォーワード」です。初耳の言葉。
FFAとは「フィードフォーワード→アクション」サイクルのこと。
興味深いのは、「フィードフォーワード」のステップで、無意識にPDCAサイクルの「C:チェック」がなされてしまうところです。
つまり「FFA」だけを繰り返せば、いちいちPDCAのように過去をじっくりみなくても、ゴール起点で改善して、成長し続けられるということです。
このサイクルが重要視されてきているのは、時代背景もあるとのこと。あまりに変化速度が早いので「振り返り」が意味をなさなくなっているからですね。
なるほど…。正直、初めてこのコンセプトを知った時は「キレイゴト感」というか「脳筋感」みたいなものを感じていました。完全なる勘違いでしたね。
お客様にはフィードフォーワードできていたものの、自分のこととなるとフィードバックばかり。今後は自分にもフィードフォーワードします。
これを自分に教えてくれた著書には感謝しかありません。理系脳ゆえにフィードバックに固執しがちだったので、ここで切り替えられたのは大きいなと。
よければ参考にしてください!
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