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医師起業日記_vol.2_仕事・恋愛のパートナー選びで重要なこと

ベストパートナーを探す功罪

「いいパートナーとの出会いがなかなかない」
「今のパートナーは学歴・収入がちょっと」
「自分ばかりモヤモヤするし、もっといいパートナーはいないのか」

とはいうものの、一向に見つからないのが"いいパートナー"というもの。探せど探せど見つからず。見つかったと思えば、別の問題が発生。

これ、結構あるあるだと思いませんか?

少なくとも自分はこういった人をたくさん見てきましたし、特に学歴が高い人ほどこの悩みを持つケースが多い印象があります。

かくいう自分もこのパターンにまんまとハマっていました

人一倍こういった悩みが多かったからこそ、カウンセリング・コーチングを扱っているのですが、この辺りは本当に万人の悩みの種だなと感じます。

しかし、薄々気づいている人は多いものの「ベストパートナーを探す」という行動は、基本的に現在から将来の幸福度に対して、あまりプラスに作用しません。

なぜなのでしょうか。ここには理由が2つあります。

1. いいパートナーとは「1+1」が「2」になる存在ではないから

いいパートナーシップとは「"現在自分および周囲から素晴らしいと評されるような人"と関係を築くこと」ではありません。

その物差しで探すと、必ず「第三の問題」が発生するのです。

  • 実績もあり仕事はデキるが、心理的安全性の高い話し合いがしづらい仕事のパートナー

  • 外見や経歴はいいが、歩み寄るべきポイントでの歩み寄りがなく、相互尊重の姿勢に欠く恋愛のパートナー

これって「大事なのは中身!」で片付けていい問題でもないですよね。みんなそんなことは分かってます。

では、このように「現在素晴らしいと言えるかどうか=現在の条件ありきで選ぶスタンス」は、なぜ問題なのでしょうか。

それは「パートナーシップとは、"本来単独では創れなかったより豊かな未来”を作るためのもの」であり、「現在を最良にするためのもの」ではないからです。

本来、自分1人だけでも、また相手1人だけでも創り得なかった、より豊かな未来を創る

「現在いいかどうか」という視点は、常に足し算で考えていることになります。この足し算思考は「"現在"を最良にするべく行われる」という含意が強いのです。

結婚なら「世帯年収◯万円はほしい」「ルックスはこれがいい」など。仕事なら「◯大卒以上」というのもまた足し算思考です。

シナジーが生まれず、「1+1」が「2」にしかなりません。しかも、長期的には「2未満」になる可能性さえあります。"単独では創れなかったより豊かな未来"ではなく、"現在よりマシな未来"に留まります。


そうではなく、かけ算思考のスタンスが重要です。「1+1」を「3以上」にするという視点です。

  • 現在はまだ明確な実績はないが、マインドセットがしなやかでポジティブな仕事のパートナー

  • 学歴は華やかではないが「自分にいつも前を、上を向かせてくれる存在」である恋愛のパートナー

そのような関係性は、相互にポジティブに作用し続けることで、最終的には「現在を最良にする」選択よりも、大きい未来を創ることに繋がります

まずは、パートナーシップを「長期的に見て、1人ではなし得ないより豊かな未来を創るためのもの」ととらえなおすことが必須です。

まずここに立ち返らないと、永遠に「現状を最良にする」パートナー選択に固執し続けることになってしまいます。

2. ベストパートナーへの執着は、自己評価の低さの象徴だから

正直、こちらの方が本質的です。
1. は正論である反面「とは言われても、現実はなかなか変えられず…」ということも多いでしょう。

何事にも言えることですが、ベストを求めるスタンスは、一般的に良いこととみなされる反面、重大な欠陥にもなりえます。

それは、「自己以外の対象にベストを求めるのは、自己評価から目を背けようとする行為だから」です。

  • パートナーの仕事のミスが目立つ時、「なんでこんなこともできないのか」と苛立つ

  • パートナーの言動にモヤモヤし、「なんで自分ばかりイライラしないといけないのか」と苛立つ

  • 安価なものを身につける自分が受け入れられず、つい高価なものを買ってしまう


これらはむしろ「人は鏡である」ということをよく表している場合が多く「自己評価を自分以外の対象に投影しているだけ」な場合が多い。これが非常に危険です。

「自分は足りているのに、自分以外の対象に不足がある」のではなく、「自分が足りないから、周りにも不足がある」なのです。しかも人間、足りなくて当たり前です。

この「足りない」という自己評価を是正できないと、周囲に対しても「不足がある」と感じてしまいますし、永遠にパートナー問題に苦しみます。

自己評価の是正は、基本的に過去を丁寧に消化できないと解決できませんが、それができればむしろ、パートナー問題には終止符を打つことができます。

※この辺りはもし興味があれば、気軽にご連絡ください。無料相談で解決方法までサクッとお話しますので。

今回は、パートナーに関するお話でしたが、これはまさに自分が過去パートナー問題(というか人間関係全般)に苦しんでいた背景もあって書いたものです。

ベストパートナーにとらわれて悩んでいた頃の自分に贈る感じで書いてますので、何か同じ悩みのある方のお力になれればと。

よければ参考にしてください!


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