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何故足関節の背屈制限が起きやすいのか?


足関節の背屈とは足首を立てる動きのことを言います。

この動きが硬いとスクワットした時に深くしゃがむと足首の制限により、膝や腰に負担がかかるフォームとなってしまいます。

また歩行動作においても非常に重要な役割を果たします。

正常な歩行は踵から設置して、最後は母指球で蹴り出します。
踵設置した瞬間にお尻の筋肉の活動が強くなることも確認されてます。

背屈制限があると踵設置ができません!
そうなるとお尻の筋肉の活動が弱くなり、腿前に負担がかかるような歩行になってしまい、結果として膝に負担のかかる歩行動作になってしまいます。


よく聞くのは足首を寝る動きはできるけど、立てる動きが苦手!という声です。

何故背屈制限が起きやすいのか?
●足首の背屈制限が起こりやすい理由


赤枠は足首を縦に動かす関節です。
距腿関節と言います。
※上は脛骨腓骨、下は距骨という骨が重なり、関節が構成されてます!

この距腿関節が軸となり足首を立てたり、寝せたりします。



足首を立てる(背屈)と距骨が後方に移動します!
実際に内くるぶしの少し後ろを触りながら足首を立てると距骨の移動が感じとれます!

足首の動きに制限がある場合はこの距骨の動きが悪い可能性があります!


先程も説明しましたが足首の動きでは背屈制限の方が起こりやすいです!

理由は骨の形にあります!

距骨を真上から見てみると前後で幅が違います。
前が広く、後ろが狭いです!
※前側が5mmほど広いです!


距腿関節の形を思い出してみましょう!
上が脛骨と腓骨で凹
下が距骨で凸
の形になってましたよね?


車で例えると上側が車庫下側が車です🚘
前側が大きく後ろ側が小さい車があるとしましょう。
車庫入れする時に前側がぶつかりやすくなると思いませんか?



足首の関節も一緒なんです!

背屈した時に距骨が後方に移動します。
そうなると車庫との距離が狭い前側の方が詰まりを起こしやすいです!だから足首は背屈制限を起こしやすいんです。

背屈制限の改善のためには
距骨(車)が脛骨と腓骨(車庫)にぶつからない軌道で動くようにする!
脛骨と腓骨(車庫)が狭くならないように筋肉をほぐす!
この2つのパターンがあります。


次回はその改善策を記事にしたいと思います。

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