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「キャリア」とは「時間」だ!

キャリコンサルタントのなおやまCCです。(普段は企業の人事部門で働いています)
このブログでは「キャリア」について私なりの考えを発信していきたいと思います。

皆さん、「キャリア」と聞いて何を思い浮かべますか?自分の仕事やこれまでの職歴や勤務した会社名、高級官僚のことを思い浮かべる人もいるでしょう。
いろいろ定義がありますし、語源で言うと、馬車の轍(わだち)として馬車が通った後に残る車輪の跡から人の足跡や経歴と説明されることもあります。

私は「キャリア」は「時間」だと考えています。私たちがこれまで費やしてきた「時間」とこれから費やそうとしている「時間」です。どんなことに費やしてきたのか、これからどんなことに費やそうとしているのか、それがキャリアなのだと思っています。

皆さんは何に自分の時間を費やしてきましたか。
学生であれば、ほとんどの時間を勉強や部活、友人関係など学校に関わることで時間を過ごしているでしょうし、家庭では子供として親と一緒の時間を過ごしているでしょう。
社会人ですと1日の時間をほとんど仕事に費やし、家族のいる人は子供や配偶者とのコミュニケーションに時間を費やしますね。

これが皆さんのキャリアであり、これまでの人生そのものだと思います。
ただ、ここで言う「時間」はその長さがいいとか悪いとかという話ではありません。
良くも悪くも限られた時間を何に費やしたかで今の私たちがあり、これからの時間の使い方によって私たちが形成される、今後のキャリアが形成されるということです。

よくお金と時間を比較されます。どちらが重要かという話ですね。
結論は間違いなく時間です。時間は有限で、取り換えがきかないものですが、お金はあとからいくらでも稼ぐことができます。

しかし、実際の扱い全く逆のことがないでしょうか。お金を稼ぐことは非常に大事なことだし、大切に使いますが、時間については結構、あまり意識せずに使っていますね。(私もそうです)

ちょっとでも安いものを買おうと思って、ネットの価格比較サイトを行ったり来たりしてものすごい時間を消費していることがあります。どんなに雨が降っていて急いでいてもタクシーを使うことができないのです。(単なる貧乏性でしょうか)
時間とお金を天秤にかけたら、やはりお金を選ぶ人が多いのが現状ではないでしょうか。

さて、話を元に戻しますと、キャリアは時間だと話をしましたが、上記のようなお金と時間の比較でも分かりますとおり、時間についてはあまり真剣に考えないということですと、キャリアのこともあまり考えないということになるでしょう。

これまでの皆さんのキャリア(過ごしてきた時間)を考えるのは気が滅入りますね。
そんなことするぐらいなら、ゲームやったり、YouTube見た方が楽しいですね。よくわからない自分の将来のキャリア(過ごす予定の時間)を考えることはもっと疲れますね。
よく見えないのですから。しかし、よく見えないからという理由で考えないまま、時間だけが過ごしているとどうなるでしょうか。

会社員の人は確実にあまり考えないまま、60歳になると定年退職を迎えることになります。定年退職になってから、さあ考えようとしてもなかなか過去、何十年も考えてこなかったことを考えるのは至難の技でしょう。もし、定年退職後に考えたとしても選択肢が極端に少なくなっています。(ないのではなく少ないです)
もう少し、早く考えていれば時間的にも体力的にも対処することができてかもしれません。

しかし、人生はそんなものですよね。「あのときやっておけば良かった」の連続ですよね。ですので、何を始めるにしても遅いということはありません。

ということでぜひ、自分のキャリア、これまでの費やしてきた時間とこれから費やす時間について考えて、自分の思いどおりの人生のための時間を使うためにどうすればよいのかを考えていきたいと思います。

その答えにヒントになるのがキャリア理論や心理学にあると思います。現時点でも非常に私たちの人生に参考になる理論や実験結果が発表されています。

このブログで私が知っているキャリアについての役に立ちそうな話を書いていきたいと思います。

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