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つみたてNISAで価格が下がったときの「捉えかた」

1月に、世界の主要な株価指数が大きく下落しました。
「つみたてNISAニーサ」を始めてまだ間もない人は、ちょっと心配になったかもしれません。

そこで今回は、インデックス投資で価格が下落したときに「どのようにとらえればよいか」お伝えします。

まず、株式インデックス型の投資信託の一例として、「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」の過去半年間チャートを見てください。

データ参照元:楽天証券ウェブサイト

1月初旬に最高値さいたかねをつけたあと、1月下旬までに約10%値下がりました。
数週間でこれだけ変動すると、ちょっとドキドキしちゃう人もいると思います。

しかし、株式型のインデックスでは、この程度の値動きは「よくあること」です。
インデックス投資では、10年~20年と長期で続けるのが大切なので、短期的な値動きはあまり気にしないことをお勧めしています。

と、こんな説明をすると、
「見ないほうがいいのは分かるけど、気になってしまうんです」
という声が聞こえてきそうです。

そのお気持ち、よくわかります!
気になっちゃいますよね~💦

自分がやっている投資の情報にアンテナを張っているのは良いことです!
まずは、「気にしている」自分の気持ちを受け止めてあげましょう。

そして、心配になる気持ちをコントロールするのに有効な考えかたとして、「ABC理論」をご紹介します。
ABC理論とは、「できごと」自体は不変であるが、それをどう捉えるかで、結果として抱く感情や行動が決まる、という考えかたです。

ABC理論

価格が下落したという「できごと」は動かせませんが、それをどう「捉えるか」で結果は変わってきます。
例を挙げてみると、、、

佐藤さんの場合

捉えかた:もっと下がるかもしれない。損をしてしまうかもしれない。

感情/行動:心配になって頻繁に値動きを見るようになる。不安から逃れたくて止めてしまう(売ってしまう)。

鈴木さんの場合

捉えかた:価格下落は安く買えるチャンス。世界経済は今後も成長するだろう。

感情/行動:将来の値上がりを想像して嬉しくなる。資金に余裕があれば、毎月の積立額を増やすことを検討する。


できごとは同じでも、佐藤さんと鈴木さんでは捉えかたが異なり、結果として生じる感情や行動にも違いがでます。

なお、運用のスタート時期には値下がりしたほうが良い理由については、過去記事を参照ください。

捉えかたは性格の違いもありますが、知識を得ることで変化します。
不安になりやすい人は、お金の知識を増やして、ぜひ捉えかたを変えることにチャレンジしてみてください!

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