姫野尚之

‘ANO‘I(アノイ)は、 ハワイ語で〈切望〉〈憧れ〉〈恋人〉〈愛しの〉〈愛されている…

姫野尚之

‘ANO‘I(アノイ)は、 ハワイ語で〈切望〉〈憧れ〉〈恋人〉〈愛しの〉〈愛されている〉〈敬愛する〉〈慕う〉など多彩な意味をもつ言葉です。 どこか魅惑的な〈アノイ〉の響きに誘われ、 ちょっぴり心地良い知的冒険の旅へ出かけてみることにしましょう。

最近の記事

『MIZZ鍼灸治療院物語』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

●第2シリーズ  ザ・インタビュー:MIZZマスターの『ブラックホーク』懐古談 (聞き手:編集人ひめちゃん) 第2話 松平さんとの思い出❐その2 《ひめちゃん》『ブラックホーク』開店当時の話に戻しますが,MIZZマスターが21歳で,松平さんが20歳頃ということになりますよね。ジャズをチョイかじりのMIZZマスターとジャズに精通する松平氏とのバランスと言いますか,コンビワークといいますか,そのあたりはうまくいったんでしょうか? 《MIZZ》こんな言い方もなんですけど,二人

    • 『MIZZ鍼灸治療院物語』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

      ●第2シリーズ  ザ・インタビュー:MIZZマスターの『ブラックホーク』懐古談 (聞き手:編集人ひめちゃん) 第1話 松平さんとの思い出❐その1 《ひめちゃん》日本最古のジャズ喫茶は,1933年(昭和8年)開業の横浜の『ちぐさ』だと言われていますが,1961年のアート・ブレイキーの初来日を機に,都内でも新宿・渋谷・神田辺りに多くのジャズ喫茶が出現し,一気にブーム到来ということになるわけです。そんな時代背景の中で,当時の有名店だった『新宿DIG』の渋谷支店を買い取ることにな

      • 『MIZZ鍼灸治療院物語』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします●第2シリーズ ザ・インタビュー:MIZZマスターの『ブラックホーク』懐古談(聞き手:編集人ひめちゃん)

        プロローグ❐ 1960年代のこと,渋谷の道玄坂上右手に「しぶや百軒店」と書かれたアーチ型看板の門を潜り,もうひと息坂道を登った狭い丘の上(地元古老によると,その昔”ヤマ”と呼ばれていた)のわずか100メートル四方にも満たないに場所に,7軒ものジャズ喫茶が密集するジャズの街が広がっていたのです。     ・『DIG』(ここが1966年に『ブラックホーク』となります)  ・『オスカー』ーー大音量でライブ感たっぷり  ・『ありんこ』ーー10人ほどの定員だがアットホームな雰囲気  

        • MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

          第3話 つぼっち君がMIZZ鍼灸治療院へ!

        『MIZZ鍼灸治療院物語』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

        • 『MIZZ鍼灸治療院物語』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

        • 『MIZZ鍼灸治療院物語』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします●第2シリーズ ザ・インタビュー:MIZZマスターの『ブラックホーク』懐古談(聞き手:編集人ひめちゃん)

        • MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

          MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

          第2話 つぼっち君が“ギックリ腰”になった!

          MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

          MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

          第1話 この物語の登場人物を紹介します●MIZZ先生  御年75歳,文句なしの後期高齢者なのだが,いたって壮健。  高校時代からサッカーに勤しむ。   W大入学後,名門サッカー部への入部を目指していたのだが,体験入部の際,目前にあの《釜本邦茂》の姿を発見。  仁王像のような堂々たる体躯,大魔神のような目ン玉,樫の木のような太ももの迫力に圧倒され,すっかり消沈。玄人サッカープレーヤーの道をここで断念する。  社会人生活を送るようになってからは,出身高校のサッカー部指導の傍ら,

          MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

          ”コロナ”なんかより”健康イデオロギー”の増殖のほうがよほど怖ろしいんです

          【画像:筑摩書房『ミシェル・フーコー講義集成(7) コレージュ・ド・フランス講義1977-1978年度 安全・領土・人口』部分書影】 第6回❐2023年3月20日記  生-政治 bio-politique」はフーコーの後期の主要な概念であり,前掲書『性の歴史Ⅰ 知への意志』では次のように説明されているのだが,まさに”健康”イデオロギーの増殖の成れの果ての実相を暗示しているかのようだ。  前掲書『フーコー〈性の歴史〉入門講義』でも,次のようにわかりやすく説明されている。

          ”コロナ”なんかより”健康イデオロギー”の増殖のほうがよほど怖ろしいんです

          ”コロナ”なんかより”健康イデオロギー”の増殖のほうがよほど怖ろしいんです

          【画像:https://hitopedia.net】 第5回❐2023年3月19日記 ミシェル・フーコー Michel Foucault(1926~1984)は,言うまでもなく20世紀を代表する「知の巨人」である。  フーコーは,「近代」における「知」の構図を大きく変革させるような意義深い仕事を数多く残しているが,ここでの議論に大いに関係すると思われる彼の「権力」モデルの変容について見てみよう。  仲正昌樹氏の『フーコー〈性の歴史〉入門講義』(作品社,2020)では,この

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          ”コロナ”なんかより”健康イデオロギー”の増殖のほうがよほど怖ろしいんです

          第4回❐2023年3月18日記 2020年3月13日に「新型インフルエンザ等対策特別措置法の一部を改正する法律(新型コロナ特措法」が成立して以来,「緊急事態宣言」と「まん延防止等重点措置」(通称:まん防)が,繰り返し発出されることになる。    その間,「自粛要請」の名の下で,人々の行動は大きく制約され変容を余儀なくされた。わが国の場合はあくまで「要請」ということで,欧米諸国と比べ強制力を伴わない行動制限ではあったが,政府の要請内容が例によってきわめて曖昧で,説明不足も甚だし

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          【画像:著作者:macrovector_official/出典:Freepik】 第3回❐2023年3月16日記  寿命の話に関して言えば,『ナショナルジオグラフィック日本版 1月号』(特集:より長くより健康に生きる)(2022年12月30日発行)に,興味深い記事がいくつか掲載されていたので眺めておこう。  もう一つ,デジタル技術を使って病気の予防や治療をはかる「デジタルヘルス」なるものの市場が,欧米を中心に急成長しているという話が「朝日新聞」(2023年2月5日4面 S

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          【画像:著作者:rawpixel.com 出典:Freepik】 第2回❐2023年3月16日記   今回は,コロナウイルスそのものの話から始めてみることにしよう。  遺伝子解析サービスを提供する㈱ジーンクエスト社長兼㈱ユーグレナ執行役員で,自身生命科学者でもある高橋祥子氏によれば そうだが,コロナウイルスの場合は,「増殖できずに消滅する」というわけにはいかないようだ。  新型コロナウイルスの一番の特徴は無症状率の高さだという。つまり,感染の自覚のない者が通常の社会

          コロナ”なんかより”健康イデオロギー”の増殖のほうがよほど怖ろしいんです

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          第1回❐2023年3月14日記   新型コロナウイルスが,2019年12月に中華人民共和国湖北省武漢で最初に確認されてから3年3か月が経過した。    2020年1月30日には,世界保健機関(WHO)が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC)」を宣言,その後世界的な感染拡大の状況や重症度から「新型コロナウイルス感染症(COVID-19)」を,2009年の新型インフルエンザ以来11年ぶりにパンデミック(pandemic:語源はギリシア語のパン〘=すべて〙デミア〘=

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          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

          Episode15 《酒乱団》の“酒乱”宴とチームの終焉  すっかり勢いづいた《酒乱団》は,『ブラックホーク』や『HAWKER HOUSE』『HAWKER VILLAGE』で夜毎さすらう日本製粉&昭和産業サッカー部の酔客連ともすっかり意気投合。「じゃあウチのチームとやるか!」てな具合でボルテージも上がり,ついには「粉屋リーグ」なるものを立ち上げ,春・秋のリーグ戦を戦うまでとなっていったのでした。  その後,三越日本橋本店,日本ブチルなどの有名企業サッカー部・同好会との親善

          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

          Episode14 『ブラックホーク』とサッカークラブ《酒乱団》の合縁奇縁  1970年代半ばのことです。『ブラックホーク』に足繁く通ってくださり無心で音楽に向き合っていた方々には,やや縁遠い話になってしまい恐縮なのですが,じつは私=MIZZは,今日(2023年末)までかれこれ65年のサッカー歴がありまして,その当時もマスター業の傍らアマチュアサッカーの指導にあたっていたのです。  そんなおりの出来事でした。  自身サッカー大好き人間だった当代一級のグラフィックデザイナー小

          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

          Episode13 『ブラックホーク』で長年愛され続けたオークヴィレッジ製二代目の椅子 1977年頃でしたでしょうか?! 当時『ブラックホーク』が好んでターンテーブルに載せまくっていたウェストコーストサウンドやシンガーソングライター系レコードの輸入販売に力を入れていた,青山在の『パイドパイパーハウス』の新井さんから,「かなりユニークなスタイルで飛騨木工家具をやっている人たちがいて,なんかとてもいいんだけど,ブラックホークの椅子とか作ってみない?」てなノリで勧めら

          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします

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          Episode12 とてもロックっぽかった『ブラックホーク』初代の椅子  『ブラックホーク』がジャズ喫茶の老舗『DIG新宿店』の支店『渋谷DIG』を引き継いだ1966年時点では,急な居抜き譲渡話だったこともあって,まずは店舗経営を軌道に乗せることがイチバンで,備品内装にお金をかける余裕など全くありませんでした。  とりあえず“形”さえ出来ていればOKということですから,備品も譲り受けたままの物を使い続けていましたし,当然ながら自分が思い描いていた内装とは程遠い有り様でした。

          『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』の著者 MIZZ先生こと”みずかみよしのり”が 渋谷道玄坂百軒店伝説のロック喫茶『ブラックホーク』を語り尽くします