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MIZZ鍼灸治療院物語❐つぼっち君の“ギックリ腰”闘病記

第1話 この物語の登場人物を紹介します

●MIZZ先生

『MIZZ先生がイラストたっぷりで教える〈便秘〉からの脱出』 の著者 MIZZ先生

 御年75歳,文句なしの後期高齢者なのだが,いたって壮健。
 高校時代からサッカーに勤しむ。 
 W大入学後,名門サッカー部への入部を目指していたのだが,体験入部の際,目前にあの《釜本邦茂》の姿を発見。
 仁王像のような堂々たる体躯,大魔神のような目ン玉,樫の木のような太ももの迫力に圧倒され,すっかり消沈。玄人サッカープレーヤーの道をここで断念する。
 社会人生活を送るようになってからは,出身高校のサッカー部指導の傍ら,地域クラブを主宰し数多い大会に出場し,その世界で勇名を馳せるようになった。
 意外やその昔は,渋谷にあった伝説ロック喫茶『ブラック・ホーク』やジャズ・バー『ホーカーハウス』の経営者として,関係筋では知る人ぞ知る人物であった。
ところが,45歳にして大胆な方向転換を遂げる。
 なんと一念発起して,渋谷にある鍼灸専門学校に通うことになるのである。
 三十近い歳の差の若者たちと,昼は机を並べながら学び,夜は夜で彼らに「盛り場作法」を懇切丁寧に伝授し,またたく間に学校の主と仰がれる存在とまでなってしまうのであった。 
 そして,学校で修得した技術や知識を生かすことを目標に掲げて,いっそうの猛勉強を重ねた。
 その後,いくつかの整形外科や整骨院の立ち上げや運営に尽力,20年以上にわたって地域のお年寄りや患者さんたちに愛され続け,『MIZZ鍼灸治療院』の設立につながっていくことになる。

●つぼっち君

痛みをこらえるつぼっち君

 本名:坪山晋吉 
 埼玉県川越市在住の47歳 
 身長173cm 腹囲102cmという肥満体型
 中・高校生時代,部活でサッカー漬けの毎日を送っていた。大学入学後は,体育会や同好会には属さなかったが,母校のサッカー部のコーチに就任して,寸暇を惜しんで後輩たちを熱血指導。率先垂範でトレーニングに注力したおかげか,シャープな体型を維持できていた。
 ところが,大学を出てサラリーマン生活に入り,仕事にかこつけて毎夜毎夜の暴飲暴食生活を送るうちに,サッカーで鍛えた自慢のスポーツ身体もみるみる劣化。昔の面影などどこへやらで,ただの太っちょオジサンへと変貌を遂げることに。
 毎年の健康診断で「生活習慣病」を指摘されても,もともと自覚症状もなくずっと放置していたため,近頃では体の不調を感じることが多くなった。とくに〈腰痛〉や〈肩コリ〉などの「痛み」は,日常生活動作にも支障をきたすまでになってきており,以前のような健康な体を取り戻したいと真面目に考えるようになってきた。
 そんなおり,Mizz先生に運命的に出会い,先生の熱心な指導のもとで,改善プログラムに取り組むことになったのである。
 あれは忘れもしない2018年8月5日。サッカーJ1の「ヴィッセル神戸」に超大物助っ人として加入したスーパースター,アンドレス・イニエスタをひと目拝もうと味の素スタジアムを訪れた時だった。
 その日,お目当てのイニエスタはスペインへ一時帰国していて欠場という衝撃の報。詰めかけた45,000人近い超満員の観客の落ち込みも相当であったのだが,席近くでどこか愁然としつつも荒れ気味にビールをがぶ飲みしている御仁を発見。妙に興味が湧いて,恐る恐る自ら口火を切って話しかけた相手こそが,何とMizz先生だったというわけである。
 よくよく尋ねてみると,Mizz先生も自分と同じ川越在住で,しかも都内で鍼灸院を経営していると言うではないか。サッカー談義に花を咲かせつつ,自分の体の「痛み」を訴えたところ,運命の出会いとはげに恐ろしや,「ぜひ一度来院してみては……」とトントン拍子に事が運ぶことになった。


●つぼみちゃん

つぼみちゃん


本名:坪山ミミ
 つぼっち君の同居人 42歳
 身長158cm 体重46kg 自身自慢の理想体型
 エリック・クラプトンを全身全霊でリスペクトしている,筋金入りの熱狂的ファン。
 最近の武道館公演はむろんのこと,クラプトンの旧友スティーブ・ウィンウッドを帯同した2011年ツアーでは,12月の5回の武道館公演をはじめ,横浜アリーナ,大阪城ホール,マリンメッセ福岡にも遠征したというツワモノである。
 ただ,四十を過ぎたあたりから〈便秘〉に苦しむことが多くなり,最近では〈便秘〉の二次的症状にも悩まされ,いささかパワーダウンで元気の出ない日も目立つようになってきた。
 そんなこんなで,つぼっち君のススメもあって,Mizz先生の指導を仰ぐようになったのである。

●釜淵さん

釜淵さん

本名:釜淵邦三

1964年東京五輪世代で 年齢(推定)77歳?

地元ちびっこサッカーの指導者

 現在も,超シニアサッカーチームに所属して,週イチで元気にグラウンドを駆け回っている。

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