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本気で帰国を考えた日の話。

こんにちは、NAOです。

フランスに来て数日が過ぎ、本気で帰国を考えた日がありました。
この日、これまで強がって大丈夫と言い張っていた母に、
もうだめだ。帰りたいと電話越しに伝えた。

その大きな理由が、食事をまともに取れていないことだった。
腹痛に悩みながら、空腹にならない程度に食べる毎日。
大きなストレス。
それから、孤独。
周りに日本語や英語を話せる友人がいない、気軽に自分の状態を話せる人がいない、毎日孤独だった。普段なら何も思わないのに、抱えているストレスと孤独に心は不安定になっていた。
何もなくても、涙が止まらない。ホストファミリーの前でも泣きそうになる。抱えきれないほどのストレスに、精神状態はぼろぼろ。

そのことを母に伝えると。
今、帰ってきて後悔しない?と
私は、すぐに
後悔しない!とはっきり伝えました。
数日の滞在だったけど、フランスの事を+1学べたし日本の良さも再確認できた。学校に行けなかったけど、もう今の自分が出来る事をしたと。
いや、、本当は、後悔なんて考える余裕もないぐらい追い込まれていた。
留学が楽しいことばかりじゃないってことは、事前にできる限り調べて理解しているつもりだった。
耐える事も必要だし、そんな簡単に帰国を考える事はしない方が良いということも分かっていた。
それでも。それでも、。
言葉にできない、この気持ちを、、、ずっと留学が終わるまで隠し続ける事は、私にはできなかった。

母と話をして。
母は、
無理だと思うなら、帰っておいで。
そう言ってくれた。嬉しかった。
変な励ましや同情ではなく、私の意見を尊重してくれた母の言葉に救われた。

母は続けて。
でも、帰国はいつでもできるよね。
まずは、自分の体に合ったお水を探そう。
そして学校のオリエンテーションでお友達ができるかもしれない。
それまでもう少しだけ頑張ってみない?
残り数日、オリエンテーションまでに水の事とか色々してみて
オリエンテーション日にその場所が自分に合わないってなったら、
やれるだけの事をやってだめなら、帰っておいでと。
そう言ってくれた。

何かが解決したわけではないけど、
帰国までの我慢から
来週のオリエンテーションまでの我慢に変わったことで、
気持ちは少しだけ楽になった。

もう少しだけ。大丈夫じゃないけど、頑張ってみようと思う。
そう母に伝えた。


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