夜行日記
生きているだけで物凄い税金。なんてこった。
生きたくも死にたくもなくて、生きている言葉を書ける人に、泣ける人に、死ぬパワーがある人に憧れる虚しい日々。本当はなんにもしたくない。嫌なことを嫌と言いたい。だけどそこに流れるのは、誰かと生きたいと思ってしまう惨めな時間。自分のような人間に、社会で生きる空間など与えられない。他人と生きる唯一の方法は演技すること。それさえも嫌なのなら死ぬまで救いなどない。どこかで演技ができなくなった日、わたしはまた見捨てられる。その繰り返しを人生と呼ぶ?苦しい。救えるのは自分自身、このわたしだけなのだと知っているから、尚更である。
世界は狭い。体を手放すその日まで、このちっぽけな人体、これだけのなかで生活しなければならないのだから。
友人が言った。
「私に出会ったのが運のツキ。簡単に死ねないよ。」
泣きたかった。
泣ける人間になりたかった。どうしてこういうときに泣ける人間になれなかったんだろう、とまた誰かを恨んだ。
この日食べた、味のしたアイス。甘くて、やっぱり泣けたらいいなと思った。
【余談】
北杜夫のエッセイを読んでいて頭がバグる。
吉本隆明の『遺書』が届いた。
税金F******CK!!!なんのための金?なんのための仕事?
人間というこの仕事にはもううんざり。
元気です。
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