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たとえ(自分の)世界が(段ボールくず)ごみであふれても。

いま、猫3匹と暮らしている。

猫と暮らすということは、彼らの僕になるということ、だと思う。

リフォームした際、壁紙は予算の範囲内で爪が引っかからないものにした。それなのに、彼らは壁紙のわずかな境目や継ぎ目を確実に狙い、その鋭利な爪で引き裂き、さらに牙で噛みついて引きはがすという技まで駆使する。

そこに、飼い主への遠慮など、一切ない。

彼らの機嫌を損ねたまま外出したり、」うっかり帰宅が遅くなってしまった日など、玄関を開けるのも覚悟がいる。大体そんな日は、これ見よがしに引き裂いた壁紙をスリッパに載せられているから。(それ以外のモノを乗せられている時も多々ある)

壁紙はいつしか、モザイクタイル調に変わりつつある。


猫の爪とぎグッズはさまざまな種類が売られているけれど、我が家の猫たちが好むのは段ボール製。割と安価で近くのホームセーターでも売られているが、何せ3匹もいたらその破壊力はすさまじい。安価なものほど数時間で破壊する。家の中が段ボールくずであふれる。わたしが飼っているのは猫のはず、たぶん。


安物買いの銭失いとも言うし、ちょっとお値段かけたほうが長持ちするかもしれない。小さいものを複数置くより、大きいもの一つ買ったら仲良く使うだろうか。縦式ならモザイクタイル調壁紙の被害も減るかもしれない。そう思って買ってみたのがこちら↓

ねこまっしぐら、なんてCMのフレーズありましたね。

結果から言うと、我が家の猫たちは大喜びだった。喜びすぎて、にゃんこ大戦争が勃発し、陣地取りに勝った猫は大興奮でバリバリし、負けた猫はストレスでさらに壁に爪をかけた。

猫のトイレは、猫の数+1が設置必要数なのだという。爪とぎも、猫の数+α必要なのだと痛感した。


そうして、我が家は今日も猫たちが自由気ままに暮らしている。下僕はただ、たとえ(じぶんの)世界が(段ボールくず)ごみであふれても、それはそれで良いと思っている。ルンバが頑張ればね。


ルンバが間に合わないときに大活躍なスリッパ。ねこかわいい。



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