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アインシュタインによる万人のための物理学入門書

  世の中には物理学入門書が沢山ありますが、折角なら世紀の大天才が教授してくれ、かつムズカシイ数式が出てこないもので学んでみたいものです。
 そんなわがままな願いを叶えてくれるのが、『物理学はいかに創られたか』(岩波新書)です。
 本書は言わずと知れた20世紀を代表するアインシュタインが、専門的な予備知識を持たない一般人に向け、現代物理学の全貌を平易に描いた物理学入門書です。
 古代ギリシアに始まる「力学」の草創期からガリレオ、ニュートンによる慣性の法則の発見、熱や光の性質、電気の発見など、物理学がどのように発展し、また修正されてきたのかその歴史が紐解かれてゆきます。そしてアインシュタインの代名詞ともいえる相対性理論をアインシュタイン本人の手で、平易な言葉で解説してくれています。
 本書で物理学のことがわかるようになれば、日頃目にする何気ない現象の裏側で何が起きているのか分かるようになり、きっと世界を見る眼が変わる事でしょう。
 読書の候補に入れてみてはいかがでしょうか。


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