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nao
2021年5月3日 10:33
石井監督に対する映キャンのインタビュー(2分少々)を書き起こした。––––ご自身の思いを映画に綴ったということで、コロナ禍でとても大変な思いをしているシングルマザーの女性を尾野真千子さんが演じた作品になります。石井裕也監督、この作品を譬えるとしたならば、どんな言葉が。石井)まさしく尾野真千子さんそのものの映画だと思います。––––それは尾野真千子さんを起用した意味っていうのもプラスで出て
2021年5月2日 23:53
4月27日、石井裕也監督の最新作、尾野真千子さんが主演を務める映画『茜色に焼かれる』の完成報告会が行われた。最初は試写会と舞台挨拶の予定だったのだが、緊急事態宣言発出に伴い、急遽無観客での「報告会」という形に変更された。それでも監督はじめ、尾野真千子さん、オダギリジョーさん、永瀬正敏さん、和田庵さん、片山友希さんが登場し、濃密なトークが繰り広げられていた。その模様がYouTubeでノーカット公開
2021年5月22日 17:05
昨日、待ち焦がれていた『茜色に焼かれる』を見てきた。素晴らしかった。映画の紹介では、主人公の境遇や仕事、ちょっと不思議に見える口癖などに焦点が当てられていたのだが、実際に見たら、主人公をはじめとする登場人物の振る舞いにはすべて「一本の筋」が通っており、何らの矛盾も感じなかった。これは石井監督の脚本と、主演の尾野真千子さんの演技力(監督の言葉を借りれば「化け物級の演技」)、他のキャストの力量に依っ
2021年5月23日 01:06
『茜色に焼かれる』を見てまだまだ余韻に浸りつつ、とりとめもないことをあれこれと考え続けている。ここではその一つ、良子さんの「お芝居」について考えたい。 「田中良子は芝居が得意だ」映画はこの一文から始まる。けれどそれ以上の言及は何もないままに物語が進む。途中、亡き夫の命日に集まったバンドのメンバーから、純平は良子が「アングラ劇の女優」だったことを聞かされ、「情念」だの「すげえ芝居をする」だの
2021年5月30日 09:33
『茜色に焼かれる』を最初に見たのが公開日の5月21日、以来この映画は私の頭の中に住みついてしまい、日々この映画のことをあれこれと考えている。今日はこのタイトルについて、ちょっとまとめてみた。 映画の中で、茜色はさまざまなところに差し込まれている。事故のシーンで画面の手前に映る柱、神社の鳥居、良子さんがデートで身につける服、純平くんのTシャツと自転車、熊木くんといよいよ関係を持つことになるシ