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「We Can・・・」




コロナ禍になり、何もかも今までの生活とは一変した


コロナ禍になり、自宅に引きこもり生活となってから、
何もかも今までの生活とは一変しました。

毎日朝から時間に追われ、あちこちでレッスンしていたため
家にいる時間はほとんどなく、
普段、TVもYouTubeもほとんど見ない生活をしていました。

しかし、テレワークとなりレッスンはオンラインになりました。
すっかりおうち時間が長くなり、
今まで見なかったTVもYouTubeを見るようになりました。

昼間のワイドショーはコロナ関連の話ばかりなので
見ないようにしようと、CSばかり見ていました。

そこでよく見ていたのが韓流ドラマや韓流バラエティです。


第2の故郷「韓国」

もともと日本語教師デビューしたのが韓国ということもあり、
そのおかげで簡単な韓国語はわかるようになりました。​


よく、「韓流アイドルや俳優が好きで韓国へ行ったの?」
と聞かれるのですが、韓流アイドルや俳優に疎く、
韓流アイドルや俳優が好きで韓国へ行ったわけではないんです。

私が韓国に住んでいた時は
日本では「冬のソナタ」が大ヒットしていましたが、
私は一切見たこともなく、帰国してから初めて見ました。

ちょうどその頃、金大中元大統領の政権下だったので、
日本文化が解禁ではありませんでした。
そのためあまり日本の情報が手に入りませんでした。

今ではインターネットでも自由に日本の文化や音楽、映画など、
好きな情報が手に入り、好きな音楽を聞いたり、映画を見たりもできるようになり、便利な世の中になり時代の移り変わりを感じています。

韓国で日本語教師をしていた当時は、ソウルから離れた地方住んでいたので、日本人があまり住んでいませんでした。

そのため日本語は愚か、英語もほとんど通じない状況で
韓国語がわからないと生活できないような環境での生活は本当に大変でした。

そこでの唯一の楽しみといえば「노래방(ノレバン)」でした。
「노래방(ノレバン)」は韓国語で「カラオケ」です。

よく週末、授業が終わってから
学生たちと一緒に飲みに行ったり、ビリヤードしたり、
その後に決まって노래방(ノレバン)に行っていたものです。

学生たちがみんなプロみたいに歌が上手なんです。

韓国人で歌が下手な人にあまり会ったことがありません。

そこで学生が歌っていた歌で気にいった曲があれば、
覚えて歌っていました。

当時は辛い時、いろんな歌を聞き、
歌に支えられていたんだなぁと、ふと、当時の韓国生活を懐かしく思い出しました。

話は戻ります。


コロナ禍でステイホームになってから韓国三昧に


コロナ禍でステイホームになってからよく「Mnet」を見るようになりました。

そこで嵌ったのが「新西遊記」です。

「新西遊記」は、中国の古典「西遊記」の主人公を基にしたリアルバラエティー番組です。
昨年10月に放送されたシーズン7には、
韓流アイドルのSUPER JUNIORのキュヒョン、WINNERのソン・ミンホ、Block  Bのピオが出演していました。


すっかり「新西遊記7」にどハマりしてしまいました。

最初見た時はアイドルが出演しているとは一切知らず、
番組内で出演者にアイドルがいるという事を初めて知りました。
そして、その出演者の話でSUPER JUNIORのキュヒョンが歌が上手だということを初めて知りました。


「We Can」


SUPER JUNIORはもともと知っていましたが、
歌を何曲かは知っているくらいで、
特に誰が好きとかということもなかったのですが、
「新西遊記7」を見たのをきっかけに
YouTubeやApple MusicでSUPER JUNIORの曲をあれこれ聴いてみたら
キュヒョンの歌唱力に魅せられ、今ではよく聴くようになりました。

キュヒョンがSuper Junior K.R.Y のメンバーであることもあとで知りました。

そこで、YouTubeでSuper Junior K.R.Yの
「We Can」という曲に出逢いました。​



コロナ禍で臨時休校要請が出て以来、一部のレッスンはしばらくお休みになりました。

仕事も減り、この先どうなるのだろうと先が見えない不安の中、
そんな時この曲に出逢い、たくさんの勇気をもらいました。

特にサビのフレーズを聴いた時、
この曲を聴きながら、辛く大変だった韓国生活を思い出し、
涙が止まりませんでした。

끝날 때까지는 끝난 게 아닌 아직은 아닌
어둠을 걷고 (큰 숨 들이쉬어)
깃을 활짝 펼쳐서 (땅을 박차고)
큰 숨 들이쉬어 땅을 박차니

We can fly away
태양 가까이 올라 더 높이 더 많이 보리라
We can fly away
낙오되는 이 없이 우리 영원히 보여 주리라

終わるまでは終わりじゃない まだ終わってない
暗闇を歩いて (大きく息を吸って)
羽を大きく広げて (地面を蹴って)
大きく息を吸い込んで大地を蹴る
脱落することなく 僕たち 永遠を見せよう
太陽の近くまで上がって もっと高く もっと沢山見よう


韓国生活が辛かった時、当時教えていた語学スクールの屋上で音楽を聴きながら、よくコーヒーを飲んだものです。

生活も一変し、なかなか慣れなくて、先が見えなくて、人間関係もうまくいかなくて、毎日が不安でいっぱいでストレスで10キロも痩せてしまい、
任期途中で仕事を辞めて、帰国しようと思ったこともありました。

なかなか自分の思うように仕事ができませんでした。
今思うと、当時の自分は「やらなきゃいけない」と使命感でいっぱいで肩に力が入りすぎていたようです。

当時、母に「今ここで諦めたら今までの努力が水の泡だし、
気持ちをもっと楽にいけばいい」
という言葉をもらったのを
今でも覚えています。

それからというもの、気持ちがだいぶ楽になり、
いろんな方の支えがあり、なんとか途中放棄せず、
最後まで頑張り抜くことができました。

韓国にいた当時とは状況は違いますが、
つい最近までコロナの影響で順調だった今までの仕事が
いくつもしばらくお休みになり、先が見えない不安、
ストレスでいっぱいでした。


そんな時、この曲に出逢い、
「今できることを精一杯頑張ろう」
と励まされ、たくさん勇気をもらいました。



「今できることを精一杯頑張ろう」


世界が大変な状況で私と同じように不安な日々を過ごしている方が多いと
思います。

気持ちが落ちてしまい、なかなか頑張ろうという気持ちになれない方もいることでしょう。

そんな時は、音楽を聴いてみてください。

気持ちが少しでも上に向かうきっかけになるのではないかと思います。


1日も早く、コロナが収束し、
普通の生活に戻れますように・・・


その日まで今できることを精一杯頑張ろうと思います。