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90.【体験談3-⑥】横浜駅で災害に見舞われて帰れなくなった時の話 〜最終話:二人組の正体〜

〜前回のあらすじ〜

※登場人物に誤りがあったので、一部編集しました。


怪しい二人組みが、こちらに近寄ってきました。
特徴はこんな感じです。

①Cさん→20代前半 カジュアルな服装の自転車を引いている男性。
②Dさん→20代後半 メガネをかけているスーツ姿の男性。

この二人、なんなんだろうか。
彼らは、急に僕らに話しかけに来ました。

Cさん:「もしかして…さっきの地震で、
  帰れなくなった感じですか?」

宇佐美:「そうですけど…なんかありましたか?」

Dさん:「あ、彼(①)がTwitterを、
 見てきたみたいなんですけど、
 彼が帰宅困難者になった人に向けて、
 何か助けてあげたいって思ったらしくって。
 その行動に刺激されてそれで何か手伝えればと
 思ってここまで来ました。
 因みに、さっき会ったばっかりなんです。」

色々話しを聞いてみると、
どうやら、Cさんは大学生みたいです。
高校の教員を目指していて、
これから頑張ろうとしてます。
怪しいと思ったことに、急に罪悪感を覚えます。

心の中で全力ごめんなさいを言いました。

Cさん:「心配になって来てみたら、とんでもない程の人が、
 駅でごった返していまして、急遽こちらに戻ってきました」

宇佐美:「ん??どういうことでしょうか?」

Cさん:「あ、すいません!
 僕は家が横浜なので、自転車で帰れます。
 なので、僕は困ることないんです。
 だからこそ、微力ではありますが、
 僕が助けらればと思って。
 それにしても、やばいことになりましたね。」

なんと、彼ら二人組は、帰宅困難者に向けて、
差し入れしに来ている人達でした。

そして、Cさんが手に持っていた袋には、
なにかが詰まっています。
赤と青の四角いボックスが大量に入っていました。

Cさん:「ONとOFFどちらがいいですか?」

宇佐美:「え、じゃあONで」

Cさん:「ONですね。じゃあ、これ上げます!」
集中したい時は、ONがいいですよね。
メリハリって大事です。

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▶宇佐美とB子さんは、ONのチョコレート。
 A太は、OFFのチョコレートを手に入れた。

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Cさん:「大変なことになりましたけど、
 応援しています!」

宇佐美:「ありがとうございました!」
 今度!!!飲もうね!!!(図々しい)」

そんな彼らを見送り、30分後、
横浜駅を彷徨い続け、ようやく代行タクシーが
見つかりました。

無事、僕らは最寄り駅に帰ることが出来ました。

帰宅した時間は、午前3時に回っていました。
約5時間の戦いに幕を閉じました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

【おわりに】

因みに、後日談ですが、
A太は自宅には帰れなかったので、
僕の家に少しだけいて。

始発ですぐに帰りました、笑

『皆さんは、帰宅難民になったことありますか?』


最初に質問するような疑問点かと思います。
そんな経験がある方は、コメントで、
教えていただきたいです笑

また、同じ地震を経験した人、
横浜駅の近くに居た方は、是非コメントください。
非常~~~~~~~~に、気になります!笑

貴重な経験が出来たのと、良いネタになりました。
いろんな出会いがあり刺激になりました。


では…また👋

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