母。~これからだ~
11月某日、前回から2週間が経ち母の2回目の受診日。
受診日より前に、紹介状を書いてくれたかかりつけ医の病院へ母は行っていて、かかりつけ医より診断結果の報告を聞いていた。
パーキンソン病とのことだった。それと不安症がきついということと。
思いがけない突然のかかりつけ医からの報告で、母一人で聞いたからショックもあったけど、母も私も約2週間気持ちの整理をすることができて2回目の受診日を迎えることができて、ある意味よかったのかもしれない。
でも、私は『どんな風に担当医師から言われるのだろう』とか内心ドキドキしていた。
予約の時間より少し早く着いて受付を済ませ、予約時間まで待つのかなと思っていると思いのほかすぐに呼ばれ診察室へ。
母はこの2週間の様子を伝え、私はその後ろでメモをとりながら前述の通りドキドキしながら話を聞いていた。
そのドキドキをよそに担当医師は淡々と話をしていき、薬を少量ずつから始めていきましょうということになり、では次も2週間後に来てください。
それで、診察終了。あっけなく終わった。
会計も処方箋ももらい、ふと時計を見ると本来の予約時間だった10時だった。早い、早すぎる、こんなもんなのかと思っていると、母も同じように思っていたらしい。
薬も少量だし、あっけなく診察も終わるほどの初期なんだよと話した。
そんなこんなで病院を後にして、あまりにも時間が余り過ぎたので母の買い物に付き合った。
...また2週間が経ち。
3回目の受診日。
3回目は2回目を上回る診察時間の短さだった。
体感5分、いや3分。
次回は年末年始を挟むので一か月以上先となった。
母は一か月以上も間が空くことがすごく不安に感じて医師に次回の診察日時の確認をされても固まったままだった。
これも不安症からなるものだろうかを思い、
「大丈夫だよ」と後ろから説得して、診察室を後にした。
初期だけど、治療はこれから長く続いていくのだろう。
悪化しないようにだけ祈る日々。
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