「モスクワの伯爵」の内容と感想は?【エイモア・トールズ】
「モスクワの伯爵」の内容は?
革命後、ホテルに軟禁された伯爵。
閉ざされた世界で、彼は人生を差発見する。
1922年のモスクワ。
革命政府に無期限の軟禁刑を下されたロストフ伯爵。
高級ホテルのスイートに住んでいたが、これからはその屋根裏で暮らさなければいけない。
ホテルを一歩でも出れば、銃殺刑が待っている。
そんな不遇を乗り切るために彼が選んだのは、紳士の流儀を貫くこと。
人をもてなし、身の回りを整え、人生を投げ出さない。
やがて彼は、宿泊客や従業員たちと友情を深めていくが....
「モスクワの伯爵」の感想は?
ロシアのとある伯爵のお話。
ユーモラスで、優雅な雰囲気が流れているようで、読んでいると旅行した気分になってしまいます。
紳士とは一体どういう人のことを言うのか。
なんとなくのイメージしか持っていなかった私ですが、ユーモラスで優雅な伯爵の物腰の柔らかさと、それでも品格を感じさせる伯爵の姿勢が読んでいてクスッと笑えました。
好きなのはレストランで食事をしているシーン。
すらりと背の高い、頭の細長いウェイターがチェスのビショップみたいなので、本のなかではいつもビショップとして描かれていたりします。
こういう内面での出来事と外で起きていることの両方をのぞき見できるのが本の面白いところです。
面白くて読んでいると時間が過ぎていくのが早く感じます。
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