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【詩】酔っぱらい寅さんの友情

湯の町ライブの帰り際
「早めに帰りたい」と、伝えた私
あなたに帰りの準備、促しただけで
酔ったあなたが始めた余計なお世話

楽しい時間を共にした
大好きな人たちへの挨拶まで
「しないでいいよ」

帰りの車内、酔って眠りかけても
逐一私に運転の指示
これに従ってたら、どうなってたか
危なっかしいったら、ありゃしない

私の生活に関わる政治まで、
こんな思い違いで判断されちゃ
こちとら、生活破壊されて
困っちまうよ

身内の音楽活動を応援したくなる気持ちすらも、
「無理に音楽やらせようとしないでいいんじゃない」

そんな人間だと思ってるなら、
私のどこが好きで友人やってたのさ
どこが魅力で友人やってたのさ

お互い教師でもないのに
色眼鏡かけて付ける通信簿
育たない自己決定と責任感
自分で助長してしまう甘え

一番大事な人との関係作りまで
あなたに丸投げ
月の日は、検討違いなジェラシー
互いに向け合う偏見

私は友人とあなたの「困ったところ」相談
あなたはあなたで、信頼できる友人と
私の「困ったところ」相談

だけど、本当は分かっている
自分と向き合う努力怠った時
他人の欠点に目が向くってこと

寅さんみたいに、お節介じゃなく
信じて見守れる友情が、私は良かったな












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