メディア作品における兵士の描かれ方の変遷
皆様、おはようございます。
私はメディア作品での戦闘シーンが好きで、時代を問わず、いろんな戦闘シーンを見てきました。
特に軍隊同士がぶつかり合って戦うシーンに、「このひとりひとりにどういった想いがあるのだろう?」と思いを馳せます。
昔は、メディア作品の兵士は英雄を目立たせるための虫けらという扱いでした。
何の感情も無く、無機質で、英雄の矛の一振りで殺虫剤をかけられたシロアリの群れのように死んでいました。
ゲームでは爽快アクションとして良いのですが、私は映画、ドラマ、アニメ漫画などでのこういう演出が大嫌いでした。
兵士と言えど、赤子から大人になるまでにたくさんの教育、鍛錬を積んでおり、個々に感情があり、武運拙く討ち死にするときにはそれぞれの想いがあるというものです。
危険な政治的イデオロギーが無い限り、最近は多くの国で描き方が変わってきています。
昔と違い、メディア作品における兵士は主に以下のアップデートを受けたように思います。
・軍でしっかりと訓練されているため、並の人間よりは遥かに強い
・しっかりと意見する
・奮戦するカットの追加
・兵士の努力無くして英雄、偉人無しと感じられるカットの追加
・感情を汲み取れる動作や表情のカットの追加
この辺は、日米中欧州などの映画を見ていて明らかに昔と違うところです。
とにかく昔と比べて、兵士が強い!格好良い!
ゴールデンカムイは顕著ですよね。
兵士が鬼のように強い!
ラストサムライやFetih 1453は兵士たちの動きや表情が生き生きしていたように思います。
日本では割と昔からそうなのですが、最近は当時敵対していた国への配慮もされています。
昔は、アメリカが描く日本やドイツの兵士はまさにシロアリ同然でしたが、最近は結構強いです。
ミッドウェイでは日本がかなり強く描かれています。
だいぶ昔からこういった演出が出来ていたトラ・トラ・トラはすごい映画だと思います。
余談:
戦闘シーンに迫力のある、特に戦争/反戦映画は音響関連の賞を受賞することが多いです。
音響効果自体が優秀なのはもちろんのこと、BGMも優秀です。
戦闘シーンでは激しい管弦楽を使用し、戦いには悲しみが付き物なのでこういった場面では哀愁感が漂う楽曲を使用するのは定番です。
BGMの挿入に関しても選考基準なので、音響特化型の映画が対抗馬にいない限り、この手の映画が有利なのはよくわかります。
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