人生星座説
ちょうど2年前のこと。
Yahooニュースの記事で見つけた言葉が、ビビットきて『人生星座説』が座右の銘になった。
ある作家さんの新刊インタビュー記事。
「人生は星座のようだと思うことにしています。星座って、星をとんでもない形でつなげて『この部分はこう迂回して、獅子座です!』って言い張るじゃないですか。『獅子に見えない!』って思うけど、そういうものでもあるのかな、と。『今日の自分は意味ないな、もうダメだ』と思ったとしても、その一日がとんでもない曲線をつなぐこともある。というかつないでくれなくてもいいんですよね」
これはカメラロールから引っ張ってきたスクショをそのまま打ち込んだもの。
タイトル検索したらヒットしたので貼り付けておく。平成が終わったあの頃の記事だけど、もう既に懐かしさがある。
私は当時中学卒業を控えていた15歳だったはず。まだまだぺーぺーだったけど、凄く響いた。
そうか、みんなみんな星なんだ。
今そばに居る大事な人を、将来の自分はとっくのとうに忘れているかもしれないし、どうだっていい人のどうでも良い言葉が未来の自分を動かしているかもしれない。
今大好きな人のことを、変わらず大人になっても大好きかもしれない。
きっとその人が私にとってどんな星より光り輝く一等星かも。
その無数の星たちを繋いだら、どんなに不格好でもカタチになる。そういうもんなんだ。
ずっと今日まで、人生星座説を信じて生きている。
先日、双子の片割れかってくらいの心友とプラネタリウムに足を運ぶ機会があった。(心友ってギャルみたいで小っ恥ずかしいけど、本当に心が通っていると意外にも堂々言えるものなんだ...)
綺麗だった。そのプラネタリウムの企画自体が、星にまつわるエピソードを紹介するラジオのリスナーになって、夜空を探検する、といったものだったので、風景的に星空をみたと言うよりも、物語的にみた。
そのラジオで紹介されていたメールの中に、ある夜、電話をしながら月を見ていると、彼氏には見えている月が私には雲で隠れて見えなくて、同じ空を見ているはずなのに、そのささいなことがどうも大きくて遠いものに感じてしまって、電話越しに泣いてしまった、という遠距離カップルのお話があった。
そこでハッとしたことがあって。広く大きな空なのに、誰の目にもおなじ星空は見えないんだ。それが人生なんだ。
そんなことを思いながら聴くGReeeeNは至高だった。私のような解釈をみんながしている訳では無いし、どんな想いで作られた曲かは分からない。
きっといつか今日の日も意味を持ってほら
耳をすませば
星の見えない日々を 超える度に
互い照らすその意味を 知るのでしょう
最高じゃん......!人生星座説、それが私の宝物にしている言葉であり生きる道です。
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