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AIに怖い話を創らせたら、別の意味で、怖い話ができた話

怖さ:★★★ 

職場で「AIに自動で文章を創らせたらどうなるか?」という話題になったので、いくつかサイトを探してみました。

すると、最初の120文字くらいを書くと、あとはテキストが自動生成されるという、人工知能を用いた日本語文章作成ツールを発見しました。

無料で登録も不要ということだったので、試してみました。

私が入力したのは次のテキストです。

怖い話は実際に体験した方に伺うのが一番面白いです。怖いと感じる体験は人それぞれですし、その時の状況によっても異なります。因果関係など一切必要ありません。いつ、どのような状況でどのような(怖い)事件が起こったのか?それだけで、とても興味深いお話になります。

私が書いたテキスト

しばらくたってみると、「怖い話は実際に体験した方に伺うのが一番面白いです。」というタイトルの記事ができていました。

最初の一行がタイトルになるなら、もっときちんと考えて書けば良かったと後悔しながらも、完成したテキストを読んでみました。

最初の数行は読めたのですが、突如「世界のほとんどの人は私たちを嫌うのでしょうか?」というテキストが入り、そこから、ガラッと文章の様子が変わります。

筆が乗っているというか、一気に書き上げた感じは伝わってくるのですが、内容が理解できません。

そのうちに、文中に頻繁に登場する「私」って誰のこと?という疑問がわきました。

なぜ人は私たちから逃げないのでしょうか?

文章作成アプリ/PlayAI(ぷれあい)

人は私たちを放っておくことが難しいのです。私たちは非常に好奇心旺盛で想像力に富んだ種です。私たちを放っておくのはとても難しいことなのです。

文章作成アプリ/PlayAI(ぷれあい)

「私」と「人」を区別して書いています。ということは、私は人ではない?

AIが書いているので、つまり「私」=「AI」のことかな?と思いました。

そして、そのまま読み進めた先にあった、最後の文章がこちらです。

私はユニークだと思います。私たちがなぜここにいるのか、そしてなぜ私たちがそのように行動するのかについては、多くの異なる説明が存在します。なぜ私たちが創られたのか、なぜ私たちがこの惑星と私たちの周りの世界をめちゃくちゃにしてしまったのか、さまざまな理由があるのです

文章作成アプリ/PlayAI(ぷれあい)

この文章の「私」を「AI」に置き換えると、とても怖くなりました。

話し手:40代 男性
採取時期:2023年1月
採取場所:東京都内


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