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サーファーが海で体験する、よくある話

怖さ:★★☆ 

職場の友人に聞いた話です。

彼女はサーフィンが好きで、以前、朝の通勤途中にばったり会ったときも「知り合いがこれから波に乗るの」と、スマホでサーフィンの大会(?)のライブ配信を見ながら歩いていました。アウトドアにまったく縁のない私は、サーフィンって朝も早くから大変だなあと感じたのを覚えています。

さて、そんな彼女が「サーフィンをしていると、よくあること」というのが、「海で足を引っ張られる」ということです。

サーフボードに乗るときに「リーシュコード」という紐みたいなものを足につけるのだそうですが、海に入っていると、このリーシュが引っ張られるのだそうです。

「波の抵抗とかではなくて、誰かがいたずらして“グンッ”って引っ張る感じ。よく、お盆の時期は海には入らない方が良いって言われるけれど、足を引っ張られるのは、お盆とかとは関係なくて、いつでもどこでも」というように、特定の時期だったり、どこそこの海と決まった場所があるわけではないようです。

また、彼女が一番怖かったのは、波打ち際で足に何かがドンと当たったときだったそうです。流木とかとは違う、なんか変な感じ。熱いとか冷たいとかでもなく、なんとなく人の肌に触れたような感覚。

さらに、波待ちをしているときなど、海に入れて水をかいている手に、人の髪の毛のような、長いなにかがごっそりと絡みつくこともあるそうです。

「もしかしたら、近くの海で亡くなった人がいたら、髪の毛とかが波間を漂ってるのかも」というように、サーフィンをやっている途中、海で亡くなる人は意外と多く、溺れたり、心不全で亡くなったり、サメに襲われたりといったこともあるそうです。

話し手:30代 女性
採取時期:2023年6月
採取場所:東京都内

海のなんか怖い話


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