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子どもの頃から使えるようしたい動き2

その1
股関節編はこちら

プロのトレーナーでもあるボクが思う三大大切な関節

・股関節
・胸郭
・肩甲骨

今回は胸郭について書いていきます。

胸郭を使う

胸郭とは,背骨の胸部分である胸椎,胸の前にある胸骨,そして肋骨を
合わせた総称です。
基本的には可動域は小さく,肺や心臓などの重要器官を守る役目や呼吸運動の役目をもっています。
また,肩や腰と連動しているため,うまく使うことで肩や腰への負担軽減につながります。

胸郭の機能

背骨(脊椎)の回旋の可動域は,頚椎が45~50度,胸椎が30~35度,腰椎が5~15度になっています。
これを見てわかる通り,身体をねじる回旋動作は,実は腰ではなく胸をねじっているのです。
腰椎では回旋動作はほとんど行われません。

あれ?

スポーツを何かしらやったことのある人は言われたことありませんか?
「腰を回せ!」
って

でも実は腰って回らないんです。
胸郭をうまく使えていない場合,腰椎で無理やり回旋しようとしてしまうため,腰に負担がかかり腰痛や肩関節の痛みにつながってしまいます。

つまり,回旋動作とは腰ではなく胸で行うのです。

特に野球やゴルフなどをやっている方は腰で回せと教わっているかと思いますが,実は腰はほとんど回っていないのです。
回しているのは骨盤と胸ですね。

胸郭の使い方

動きの支点はみぞおちのあたり。
腰椎は安定させておきます。
腰から動いてしまうと腰痛などにつながるおそれがある。
みぞおちから身体をねじることで胸郭の動きを引き出すことができます。

まとめ

すべての回旋動作は胸郭から。
子どものころからこういった動作を身に付けることでスポーツにおけるパフォーマンスの向上や,日常生活でも機能的に動くことができるようになります。

ちょっと短いですが今日はここまで
ではまた。

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