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興味があること沢山あるけれど、没頭できるものをみつけたくて、とりあえず自分のできること…

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興味があること沢山あるけれど、没頭できるものをみつけたくて、とりあえず自分のできることを発信してみることにしました。

最近の記事

短歌#12

もやのよう 君の優しさ 晴れて消ゆ それみたことか 女の友情 人を信じるという事はとても難しくて、信頼していても一瞬で築き上げてきたはずの何かが崩れて粉々になって、なかったことになることもある。 それを許せるのか、許せないのか、やっぱりそうなるのかと諦めるのか、忘れてしまうのか、人それぞれだが、多少なりとも心の傷になる。 この歌は、自分に優しくしてくれる人なんて稀なのだと、日ごろから言い聞かせている女の子の歌。そしてやっぱり、裏切られたじゃない、と感じた時の心の嘆きの歌。

    • 短歌#11

      わかってた。 愛は無くても 会いたくて 都合なんて あなたにあげるわ 世の中には、都合のいい男と都合のいい女がいる。初めは互いに惹かれあい、愛し合う。やがてどちらかの愛が強くなり、どちらかの欲が強くなり、バランスは崩れ心の引っ張り合いになり、それでもなお依存しあう。 やめなければ、前に進まなければと自分に言い聞かせながら、やっぱりこの人しかいないという錯覚に落ち、同じことを繰り返す。 これは、そんな恋の歌。

      • 短歌#10

        届け物 バスで現る 受取人 偶然装った 手慣れた必然 暑いので、バスで出かけようと思い、到着予定時刻の1分前にバス停に着いた。その時、同じタイミングで自転車に乗ったご婦人も到着した。恐らく、歳は60前後。ここに自転車を停めてバスに乗るつもりなのか?と思い、私はいぶかしげな表情をしていた。 バスが来た。乗り込もうとした矢先、バスの中から乗客のご婦人が顔をのぞかせた。すると、「すみませんねぇ」といって、自転車のご婦人から何か荷物を受け取っていた。結局、自転車のご婦人はバスに乗

        • 短歌#9

          散歩中 まさかの道中 逢引きちゅう あってよかった そこに枝道 運動不足の解消に少しでも動こう、と試み散歩に出かけた。ぼーっとしながら歩いていると、見慣れぬ光景が目に飛び込んできた。学生服を着た男女がきつく抱擁していた。 彼らは私が進みたい方向にいる。自転車ならば一瞬で通り過ぎるが、徒歩だとだんだん足音が近づいていくので、気配は消せない。ぬきあしさしあし、みたいなことしても、通りすがりに目が合ってしまうかもしれない。むしろ近所の人の目が気になる。「失敬、ちょっと通りますよ

          短歌#8

          意気投合 したはずなのに 人見知り 少し会わぬと また初めから 以前楽しく会話した相手でも、数か月ぶりの再会となると、人見知りのせいで、またよそよそしい感じからコミュニケーションが始まる。相手を認識しても、お互いに近寄らないままだと、きっとに相手に嫌われたと思って距離ができてしまう。話しかける勇気がなくなってしまう。 学生のころは特に、 意気投合 したはずなのに 人見知り 少し会わぬと もう見知らぬ人 だった。せっかく仲良くなったのに、交友関係を広げられなかった。

          短歌#7

          たわい無い その一瞬の 無愛想 別にいいけど もうちょっとこう 例えば、無愛想な店員さんにあたったとき、冷たくされたと感じると少し悲しい気持ちになる。 店の対応はどうあるべきかという事はさておき、考えたのは、見ず知らずの相手にも自分の承認欲求が働いているのだなぁということ。こちらは客なのだから、店側が愛想を振り撒くのは当たり前、みたいな感覚や期待があって、それが満たされない時、心の中に「やな感じ」が生まれる。 別にいいけどもうちょっとこう・・・と思うときは、別によくない

          短歌#6

          探し物 見つけたくない 尋ね人 通りすがりの 夢の住人 つい先日、信号待ちをしていると、自転車に乗った老婦に話しかけられた。「このあたりにパーマ屋はないか?」と。どうやら髪を染めたいらしい。私が向かう先に美容室があるので、一緒についていくことにした。道中、会話はどこまでもとんちんかんで、次第にこの人は無事に自宅まで戻れるのか心配になった。 美容室についた。「わたしは外で待っているから」と老婦はいった。お店の人に料金を聞いて、老婦に伝えた。「それなら、家で染める!」と言い放

          短歌#5

          就活中 一息つけど 落ちつかぬ 仕事につくには 人につかれる 転職活動は難航している。計画通りにはいかないものだなぁ、と思い知らされる。けれど、新卒の時の就活ほど焦っていない。なるようになると、私の大切な人もいってくれている。ただ、親にはやっぱり心配をかけていると思う。それは少し気がかりである。就活で、こんなにもいろんな人々と話をするとは思わなかった。ほぼ初対面の人と話をするのは緊張する。沢山話をした日は、心がくたびれていつの間にか居眠りをしてしまう。そんな歌。

          短歌#3と#4

          気が付いた 社会の初陣 母の愛 初給与から 感謝の花を 最近出会った新社会人の男性が、社会人になって初めて母親の偉大さを実感し、初給料で母親にカーネーションと贈り物をしたと言っていた。ほほえましい話だと思った。私にもそんな気づきはあった。両親の大切さや大人の凄さを、社会の荒波に揉まれたとき、やっと気づく。そんな気づきの歌。 当たり前 当たり前では ないけれど "いつも"の中に 閉じ込められる その人と同じ状況になって初めて気付くことはたくさんある。けれども、いつもの中に

          短歌#2

          旅に出た 私のやる気 いつ戻る? やることあるのに 時間はないのに 自由な時間はたくさんあるようで、ない。仕事を辞めたら本をたくさん読もうだとか、遠くに出かけてみようだとか色々考えていたのに、ついつい、だらだらと過ごしてしまう。気持ちがどこかポジティブになれない。そんな歌。

          短歌#1

          忘れても 忘れてもまた 名を呼んで 大きくなったと あなたの笑顔 これは母方の祖母のことをうたった歌である。祖母は86歳。認知症で記憶を持てない。けれども彼女は笑顔で私を迎えてくれる。かすかに思い出すこともある。祖母自身が心穏やかにいてくれることが、何よりほっとする。

          はじめに

          自分が没頭できることは何か。何が自分に相応しいのか一晩で考えた結果、言葉を並べること・ふざけること・ぼーっとすることの3つという結果に至った。 言葉を並べて表現することは、これまでにも幾度か試みてきたことはある。日記や川柳を作ってみたり、あとはコラムを連載してみようとしてみたり。しかし、はっきりとした目的がなかったために継続できなかった。なんとなくではやっぱり続かない。自己満足にもならない。 今回は自分の強みを作るという目的で、もっと学ぶ姿勢で発信できたらいい。そこからも

          はじめに