短歌#7
たわい無い その一瞬の 無愛想 別にいいけど もうちょっとこう
例えば、無愛想な店員さんにあたったとき、冷たくされたと感じると少し悲しい気持ちになる。
店の対応はどうあるべきかという事はさておき、考えたのは、見ず知らずの相手にも自分の承認欲求が働いているのだなぁということ。こちらは客なのだから、店側が愛想を振り撒くのは当たり前、みたいな感覚や期待があって、それが満たされない時、心の中に「やな感じ」が生まれる。
別にいいけどもうちょっとこう・・・と思うときは、別によくないときで、相手を攻め立てる気持ちがあるときだと思う。どうして冷たくするの?どうして私を笑顔で迎えてくれないの?どうして私の気持ちを満たしてくれないの?みたいな、見る角度を変えればとても自分勝手な欲求の塊だと思う。
それを瞬時に消化するのは難しくて、相手を攻撃してしまうようなことを言ってしまうこともある。けれど大抵は、気分転換にアイスでも食べたら、過去の一瞬の出来事は忘れてしまう。自分がそんな性格でよかったと思う。
だから、
たわい無い その一瞬の 無愛想 それはさておき アイス食べよう
という歌のほうが好き。
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