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【ネタバレ?】ヒロアカの27巻読んだ。良かった。

サブタイトルは「One's Justice」そのタイトルと表紙の通り、分倍河原仁の正義と、ホークスの正義がぶつかります。

ここまでヴィラン側を深く書いた作品だからこそ、人にはそれぞれの正義があると言う前提と、ヴィラン側の価値観や人間性にも読者が共感している中で、主人公のイズクがヒーローとヴィランをどう定義し、最高のヒーローになっていくのかがより楽しみになりました。

また、ヒーローに哀れまれたヴィランが自分を肯定するシーンは、ストーリーの盛り上がりもあり、非常にグッとくるものがありました。
確かに、マジョリティー(ヒーロー)から見ればマイノリティ(ヴィラン)は正しい道を外れた可哀想な存在なのかもしれないですが、マイノリティにはマイノリティの幸福や矜持があると言う当たり前のことに気づかされます。

私が子供の頃にみていたヒーロー漫画はもっと単純だった気がするんですが、最近は単純な悪役では話が持たないんでしょうね。そう言えば、これは「Jocker」観たときにも書いた気がします。


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