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「少額クレカ、支払い柔軟に、ナッジが発行へ」に思う

フィンテック企業のナッジ(東京・千代田)は今夏、少額利用に特化したクレジットカードの発行を始める。利用限度額は10万円で、加入者は最短で決済翌日からなど好きなタイミングでATMを通じて柔軟に返済できる。月1回の口座引き落としが一般的なクレジットカードの利便性を高め、若年層などの需要を取り込む。(上記記事より抜粋)

ATMで入金して返済ってめっちゃ面倒やん。しかも少額しか使えないから頻繁にATMで入金せなあかんやん。とか思っていたんですが、そもそも既存のクレジットカードユーザーはメインの顧客ではない様子。ちょっと図にしてみると、以下のような感じ。

考えをまとめるメモ P1

限度額が10万円なのは、クレジットカードが不安な人への安心感と、審査が一般的に通り辛い人へ貸付するリスクの低減なわけですね。既にクレジットカードを利用している私の目から見てみると、いまいち利点がわからないサービスですが、現在利用していない人から見ると取っつき易いサービスになるんですね。

また、公式ニュースリリースを見ると以下の様な事もかかれてました。

■embedded financeによる新たな金融体験
ナッジの提携先は、初期費用や月次固定費の負担がなく、1枚からでも提携カードの作成が可能です。
入会特典だけでなく累計の利用額に応じてクラブ特典を提供することで、ファンとの新たなエンゲージメントや金融体験を生み出すことができ、収益の多様化とともにファンマーケティングの可能性を広げることが可能となります。(上記ニュースリリースより)

アーティストやスポーツクラブなどのファンを持っている人が、提携カードを発行して収益を上げることが出来るようです。どうせ何かしらの手段で決済はするので、決済することで好きなアーティストを応援できるというのは意外といい気がします。色々と考えられていて面白いですね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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