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ポストコロナの雇用(上)に思う、これからのちょっとした処世術

金銭的に豊かな労働者ほど、感染症や災害などのショックに対するレジリエンス(回復力)の高い働き方ができるようになり、結果的にウェルビーイング(心身の健康)も高まる。つまりポストコロナの労働市場では、金銭的な格差に加えて、レジリエンス格差やウェルビーイング格差といった新たな格差が広がる可能性がある。(上記記事より抜粋)

上記記事には「服を買いに行く、服が無い問題」と同様に、レジリエンスの高い働き方をするためにはスキルアップが必要で、スキルをするためには自己投資できる余裕が必要、自己投資できる余裕はレジリエンスの高い働き方をしていないと得られないという問題が書かれていました。

そして、その問題によってレジリエンスを持っている人は、更にレジリエンスの高い職に就くことができ、持っていない人はそこから抜け出せないというレジリエンス格差の拡大が指摘されていました。富める者がさらに富むという資本主義の金銭的格差と同じですね。

上記の記事ではレジリエンスの高い働き方について以下のように書かれています。

では働き方に関するレジリエンスを高めるにはどうすればよいのか。JHPSに基づくと、高所得層ほどICTを扱うスキルやAIなどの新しいテクノロジーに関する知識が豊富だ。また非定型で企画・分析・対話型の抽象的なタスク(業務)に多く従事し、さらに仕事の裁量や勤務時間の柔軟性が高い傾向にある。(上記記事より抜粋)

上記から考えるに個人の戦略としては、少しでも上記に記載されている高所得層に近い仕事に就くのが良さそうです。ただ、それは言うは易く行うは難しというものなので、自身のレジリエンスを高める一歩目として、定型業務よりも非定型業務を好む旨を社内で公言してみるというのはどうでしょうか、それもやり辛い場合は、定型業務を振られたら嫌な顔をして、非定型業務は進んで対応するとかどうでしょうか。

#日経COMEMO #NIKKEI

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