見出し画像

「菅首相、退陣へ」に思う

「猿は木から落ちても猿だが、代議士は選挙に落ちればただの人だ」と言ったのは昭和の政治家、大野 伴睦らしい。

国会議員についての妄想

地盤(後援組織)、看板(知名度)、カバン(資金)と言う言葉があるが、よほどの知名度が無い限り、選挙と言うのは多大な資金がかかり、多くの人の協力なしには当選できない、なので多くの国会議員には選挙活動に参加した様々な人の期待がかかっている

国会で応援者の期待に応えるためには、党内での影響力を大きくする必要があって、党内での影響力を大きくするための最低条件は、継続的に国会議員であり続けることだ。

また、政治家は多くの場合、色々な人から協力を受けながらも、それだけで当選できるわけではないので、浮動票(所属する党の国民人気)の獲得が食い扶持につながってくる

よって、国会議員は、浮動票をすごく気にする。そういった国会議員の集まりである政党は衆院選前に、支持率の下がった党首を許容できない

首相についての妄想

地盤・看板・カバンを複数回当選している議員は持っている。(だから複数回当選している)よって、議員の参入障壁は高いと考えられる。

自民党の国会議員は400名に満たないそうだ。参入障壁の高い業界で人数が数百人となると、党内は皆顔見知りのムラ社会になることは目に見えている。

首相を降りたからと言って、必ず引退するわけではないのは、過去の首相経験者が自民党の有力者として国会議員をしていることからも分かる。菅首相の今後を考えると、最悪なのはムラで爪弾きにされることだ。そういう観点で総裁選・衆院選のパターンを見ると以下のような感じ。

考えをまとめるメモ P1

支持率の低下、党内人事の刷新がこけて打ち手が無くなったことからして、総裁選で勝って、衆院選でも勝つパターンはありえなくなった。

最悪なのは総裁として、衆院選戦い負けることなので、総裁選で勝ってもいいことはない。そりゃ、降りるわな。と言う状況

#日経COMEMO #NIKKEI

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?