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リスキリングに思う

学び直している分野は「プログラミングなどIT関係」が27%、「AI・機械学習」が24%と、それぞれほぼ4人に1人が取り組んでいた。「データサイエンス」は19%、「デジタルマーケティング」は14%だった。全体では「英語など語学」が38%で最多だった。

上記記事より抜粋

リスキリングと言う言葉が流行っています。今までもっていなかったスキルを習得するというのは一見悪くなさそうですが、状況にもよるんじゃないかと思います。

例えば私の場合は以前、オンライン英会話を実施して英語を学んでTOEICで800点以上のスコアをマークしたことがありますが、それが年収アップにつながったかと言うと疑問符が付きます。個人的には言語を学ぶこと自体は楽しかったですし、オンライン英会話で他の国のチューターと会話することも楽しかったので別に良いのですが、リスキリングで年収アップやキャリアアップという文脈で見ると失敗だったと言わざるを得ません。

状況にもよるので一概には言えないですが、リスキリングと言う言葉に踊らされて何かを始める前に、まず自分の現在のメインスキルを磨くことから検討すると年収アップやキャリアアップの文脈では失敗し辛い気がしています。

そもそも、現在の職種とミスマッチな人が新しい職種へ移行するためにする予備学習をリスキリングと呼ぶのであれば別ですが、現在の職種がマッチしている人が活用方法も見えないまま別分野のスキルを身に付けるのをそう呼ぶのであれば、活用方法がわかっている既存のスキルを向上させていく方が安パイというのは何となくみんな考えていることなんじゃないかと思います。

リスキリングというかスキル習得全般について、私はメインの業務であるコーポレートエンジニアが向いていないとは思わないので、その辺りのスキルを向上させていく方向で考えています。ただ、これをやってれば安心と思いこんでる状況は多分間違っているので、この辺り(なんのスキルを伸ばすのか)は日々色々悩みながらやっていくしかないんでしょうね。

#日経COMEMO #NIKKEI

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