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2021年1月の記事一覧

GitHubでソースコード公開に思う

私のTwitterのTLでは結構話題だった、「業務で書いたコードを個人のGitHubアカウントで公開しちゃった件」ですが、日経新聞での取り扱いは145字と非常に小さいものでした。 まぁ、大勢に影響はないってことなんでしょうね。 私のTLで話題だった理由は、公開しちゃった人が経歴20年で年収300万だったことと、判明した後に取った対応が牧歌的だった辺りにありそうです。 20年同じ仕事を続けて、年収300万円に驚く人が結構多かったような印象なんですが、零細SES企業(他社に

「天地創造デザイン部」をおすすめする

以前おすすめした「決してマネしないでください。」の作者蛇蔵さんの作品「天地創造デザイン部」が素晴らしいのでお薦めしたい。 天界にある動物の「デザイン室」では、神様(クライアント)からのムチャ振りを受けて、日々さまざまな動物がデザインされていた。「ユニコーンってなんで存在しないの?」「美味しい生き物の条件って?」「海で最強の動物は?」「蛇と鳥、どっちが強い?」など、面白くてためになるコメディ満載!! マンガの単行本とは思えない、登場した動物たちの図鑑も収録!! これを読めば、

「日本のIT人材配置に偏り」に思うだけ。

ただ、記事をみて、もわっと思ったことを明文化しただけで、特に解決策などは書いていないです。2020年度経済財政報告によると、日本のIT人材のうち72.3%はソフトウエア業や情報処理・サービス業といったIT産業に従事している。(中略) 内閣府の担当者は「新卒雇用の際にIT産業に人材が集中し、転職も業界内が多いため非IT産業に人材が流れない」とみる。 (上記記事一部抜粋) 日本は世界的に見てIT人材(ITに関わる業務に従事している人)が、IT業界以外で働いている率が低いそうです

リアルの「スタンプ」共存模索 知恵絞るハンコ産地に思う

書や絵画の完成を示す落款印は「手紙やはがき、名刺に押して気持ちを伝えるコミュニケーションツールになる」と、同町や業界団体「六郷印章業連合組合」と協力して初のフェアを企画。7日間の期間中売り上げは目標の1.4倍に達した。 (上記記事一部抜粋) 脱ハンコ推進派零細企業の情シス兼事務をやっていた時に、各社と調整して請求書への角印の押印を無くしたり、基本契約書づくりで色々面倒な思いをしてからというもの十数年、私は脱ハンコ推進派なのですが、折角なのでハンコの生きる道について考えてみよ

若林正恭『ナナメの夕暮れ』「現実をいきるための」に思う

前半は例えば、何かしらのスポーツで自分が応援しているチームが勝った時に自分のことのようにうれしくなったり、RPGで世界を救ったときにやはりうれしくなったり、握手券付きのCDを買って喜んだり、というようなことを著者は「ファンタジー」と呼んでいて「ファンタジー」の効用(パフォーマンス)が、効果(コスト)を上回らないようにすべきだということが書かれています。趣味で生活に彩を加えるのはいいけど、破産したり生活に悪性協を出しちゃ駄目よって話。 後半はさらに踏み込んで「ファンタジー」の

若林正恭『ナナメの夕暮れ』「ベストスコア」に思う

全体的な話はこちらをどうぞ。 大筋紹介『ナナメの夕暮れ』の中に当時孤独なアラフォーだった筆者が何故ゴルフにハマったのかを紹介している「ベストスコア」という話があります、ざっくりまとめると以下のような理由が挙げられていました。 ・孤独な独り身であっても楽しむことができる ・疲労感がちょうどよい(バスケみたいに足をやることもないですしね) ・アラフォーになると上達することは滅多になくなってくるにもかかわらず、上達を感じることができる ・意外に面倒なコミュニケーションが不要

『ナナメの夕暮れ』を紹介

2015年~2018年、1978年生まれの筆者が37歳~40歳の間に書かれたエッセイがまとめられています。現在その年齢を迎えている私としては非常に刺さる文章が多かったです。 本の紹介一般的に男性は20代~30代をピークに男性ホルモンの量が減少し、それに伴い攻撃性、性衝動、活力等が低下していきます。二次性徴期には日々増加する男性ホルモンによって起こる変化への戸惑いと、有り余る活力が感情となって噴出します、これを思春期と言います。30代後半では逆に男性ホルモンの減少による変化を