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感想

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2020年7月の記事一覧

デジタルテクノロジーの活用について、答えを出さない

#COMEMO #NIKKEI 昨日の日経新聞朝刊で上記の記事を見かけました。 前半は、以下の様な内容 2018年創業のパーラーは「言論の自由」をうたうSNS。トランプ大統領は投稿を検閲しないパーラーの利用を支持者に呼びかけ始めた。パーラーには共和党重鎮の登録が相次ぎ、保守派の多い地域で利用者が増えた。保守系ニュースが共有され「マスク着用は人間の尊厳を損なう」といった投稿が行き交う。 フィルタリングバブルや、エコーチェンバー現象によってSNSでは意見が偏るという話があり

もやしもん2巻を読んで感じること

「もやしもん」はすごく面白い。ただ、2巻を読んでなぜか私は切なくなった。何でなのかちょっと考えてみようと思う。 現在3巻まで読んでるけど、こう言った気分になったのは2巻だけだ。ということは多分2巻のメインになっている「春祭」に何かしらの感傷を覚えたのだろう。 「ブクログ」の感想にも書いたけど、ああ言ったどう考えても無駄なことに一丸となって取り組めるのも学生の特権だと思う。(サークルの活動費がかかっているとはいえ、真面目にバイトでもした方が割は良さそうですし。) 私も学生

「これどう思います?」→「知らんがな」

時事問題に対して「これどう思います?」という質問は、世間話の一環としてされがちなんですが。毎度困る訳です。ちゃんと考えるのが面倒くさいので気の置けない間柄であれば、タイトルのように解答し、同僚とかであれば「よくわからないですね」と答えることに最近は決めています。ただ、自分の考えをまとめるのから逃げてばかりもいられないので、偶には時事問題でも考えてみようかと思います。 始めに上記の記事はトランプ米大統領が、「対立を煽るような投稿」をした際、他のSNSは投稿を制限したり何かしら

映画『パラサイト 半地下の家族』をみた。既に観た人向けの感想

映画『パラサイト 半地下の家族』をみた。単純に面白かったし、特に疑問もなくスッと観られる作品だった。特に登場人物の動きに不自然な箇所がなく、自然に動いただけなのに、面白いストーリーになると言うのはすごい。特に注目した箇所を書いておこうと思う。 パーティーのシーンでの半地下父親の行動について作中にあるような悲劇的な出来事は、魔が差して起こるものだし十分に魔が差すだけの材料はあるように見受けられた。あくまで父親から見ると、同じ人間にも関わらず、天と地ほどの差がある生活や、距離感

【ネタバレ?】ヒロアカの27巻読んだ。良かった。

サブタイトルは「One's Justice」そのタイトルと表紙の通り、分倍河原仁の正義と、ホークスの正義がぶつかります。 ここまでヴィラン側を深く書いた作品だからこそ、人にはそれぞれの正義があると言う前提と、ヴィラン側の価値観や人間性にも読者が共感している中で、主人公のイズクがヒーローとヴィランをどう定義し、最高のヒーローになっていくのかがより楽しみになりました。 また、ヒーローに哀れまれたヴィランが自分を肯定するシーンは、ストーリーの盛り上がりもあり、非常にグッとくるも