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桜の開花と満開。楽しみです。

気象庁は全国の気象官署で統一した基準により、観測する対象の木(標本木)を定めて、うめ・さくらの開花した日、かえで・いちょうが紅(黄)葉した日などの植物季節観測を行っています。

この結果は「生物季節観測の情報」として気象庁のホームページで公開されています。

3月31日の朝現在では、地元埼玉県の観測地点である熊谷ではまだ開花日は掲載されていませんが、お隣東京では3月29日に開花を観測したと記載がありました。昨年は3月14日だったそうですから、昨年より15日遅い開花となりました。

桜の開花日と満開日の判断は以下の基準で行っているそうです。観測の対象は主にそめいよしので、そめいよしのが生育しない地域では、ひかんざくら、えぞやまざくらを観測しています。

開花日:標本木で5~6輪以上の花が開いた状態となった最初の日
満開日:標本木で約 80%以上のつぼみが開いた状態となった最初の日

https://www.data.jma.go.jp/sakura/data/sakura2020.pdf

上記気象庁のホームページには「生物季節観測値」として観測開始からの観測値を観測種目ごとに表にまとめたものが掲載されています。

「さくら開花」および「さくら満開」データには1953年から2023年までのデータがまとめられていました。

これらのデータを基に地元埼玉県の熊谷とお隣東京での桜開花の元旦からの日数をグラフ化して見ました。

同じく以下は桜満開の元旦からの日数のグラフです。

熊谷・東京どちらも1990年代から桜の開花・満開ともに早まっている様子がわかります。特にここ数年は早まる傾向が顕著にも見えます。

ちなみに開花から満開までの日数をグラフ化して見ました。

こちらは早い年で3日程度、遅い年は熊谷で11日、東京で16日とかなりばらつきます。満開の判断が少し難しいのか、その年の開花から満開までの間の天候にも左右されるのか、ばらつきがあることがわかります。それでも熊谷も東京も開花から平均7~8日で満開を迎えることが多いようです。

来週末は楽しみですね。

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