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食べ物は胃酸で溶けるのに、ナゼ胃は溶けないの?

今日は短い雑学をご紹介します。体に関するごく簡単な知識なので、お子さんに教えてあげるといいと思います。

私たちが食べたものは、咀嚼して飲み込んだあとは胃で消化されます。
胃では強酸性の胃酸が分泌され、それがお肉などのたんぱく質を分解するのです。ウイルスでさえも、胃に飲み込まれたものは大丈夫だとも言われているほどの酸です。

ではここでひとつ疑問が浮かびます。
結構硬めのお肉でも消化してしまう胃酸ですが、胃自体を溶かしてしまうことがないのは、いったいなぜなのでしょうか。

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答えは簡単。胃の内部が溶かされないようにコーティングされているからなのです。
胃壁にある粘液細胞が、胃酸によるダメージを受けないように絶えず粘液を分泌しているため、胃壁が守られるというわけです。もし何かがあって、一部の粘液が薄くなったとしても、周りにある細胞がすぐにカバーしてくれます。

ただし、過度なストレスなどを受けると、粘液の分泌が減って、胃壁がダメージを受けてしまいます。これがよくある、ストレスで胃が痛いという現象です。

ストレスの抱えすぎには要注意。のびのびとした毎日を送りたいものです。


Ⓒオモシロなんでも雑学編集部

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