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【下ネタ注意】オナラが爆発して死んだ人がいる! ってホント!?

テレワークをしているとふと気づいたのですが、テレワーク中っていつでもオナラし放題ですよね。
会社にいると我慢するんですが(むしろ我慢しないとヤバイ奴ですが)、家なのでプップッこき放題。
なので今日はオナラのお話。 (汚い話ですみません。)

オナラは燃える

私たちは、肛門から出る気体のことをオナラと言っていますが、いったいどんなものなのでしょうか。

ズバリ言うと、オナラは腸のなかに溜まった気体というほかありません。食物を腸内細菌が分解するときに出てしまうガスで、その構成は、メタンや二酸化炭素のほか、窒素、水素、酸素など、全部でなんと400種類もの成分が含まれています。
これが、8mほどの消化管のなかに100mlほど常に溜まっており、これがだんだん増えてくると、肛門から外に出ます。

メタンや水素、酸素は、燃料にもなる成分です。
つまり、オナラは火をつければ燃えるのです。しかも結構な威力で。
かつて、NASAが研究チームを作って、狭い宇宙船内でオナラが爆発したり、中毒を引き起こしたりしないかと真面目に研究したほどで、それほどまでに引火すると危険なものなのです。

爆発した事例がある!

では、実際に爆発した例はあるのでしょうか。

じつは、オナラの爆発によって死亡した例があるのです。
1978年、デンマークである青年が腹腔手術を受けていました。このとき執刀医が使っていたのは電気メス。電熱によって止血しながら切開するメスです。
すると突然、青年の腸内に溜まっていたガスに電熱が引火して爆発。お腹のなかで爆発したわけですから、青年は残念ながら死亡してしまいました。

こうしたオナラの爆発事故、知られている限りで全世界で10件以上も起きています。そのうち2件はなんと日本です。

ただ、これらの危険な事故はすべて医療現場での出来事。腹腔内に溜まっていたガスにそのまま引火した例です。
言い換えれば、一度肛門の外に出てしまえば、人が死ぬ威力の爆発はしないということです。なぜなら一瞬に空気中に拡散してしまうため、燃焼の威力が弱まるのです。

実際、YouTubeなどでオナラに火をつける実験をやっている人が結構いますが、それぞれのサムネを見てもらえれば、爆発というよりは燃焼といった表現が近いかもしれません。

ですが、やはり燃える気体ということには変わりません。それって危険物ということです。肛門にライターを近づけてオナラを燃やそうなどという行為は、危険なことだという認識は持っているべきだと思います。家のなかですし。きれいに燃えたところで何か意味あるわけでもないですし……。


Ⓒオモシロなんでも雑学編集部

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