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ペットが自分の子どもを食べてしまう! 共食いの心理とは?

YouTubeやTikTok、Twitterなどあらゆるところでペット動画が流行っていますね。
犬や猫などかわいいペットを見ていると、確かに癒されます。

今日はそんなかわいいペットのかわいいお話。

へその緒をちぎり損ねて共食い

犬や猫、うさぎなどのペットのなかには、ごくたまに自分が産んだ子どもを食べてしまうことがあります。極端に空腹だとかいうわけでもなく、食事もじゅうぶんに与えられているのにもかかわらず、です。

自分が産んだ大切な子どもなのに、なぜ食べてしまうのでしょうか。

その理由のひとつに、へその緒をちぎり損ねた、ということがあります。
母犬や母猫の場合、出産した直後にへその緒と胎盤を食べて処理します。
しかし、このときに失敗し、そのまま子どもを食べてしまうことがあるのです。まず、へその緒をちぎり、引っ張ってから食べていきますが、このときにへその緒がちゃんと切れていなければ、食べながら引っ張っているうちに、なんと子どもの体から内臓が出てきてしまうのです。

そして、それに気づかずにそのまま食べてしまいます。なんともやりきれない話ですね。

子どもを守ろうとして共食い

また、もうひとつの理由に、子どもを守ろうとするあまり食べてしまうということがあります。

子どもが産まれた動物は、本能的に外敵から自分の子どもを守ろうとします。
このとき、敏感な性格をしたペットは、飼い主でさえも外敵と感じてしまうことがあります。すると当然、子どもを守ろうと隠したり、飼い主を威嚇したりします。

普通はこれくらいで済むのですが、このときに飼い主の側がしつこく子どもに触ろうとし続けたりした場合、悲劇が起こることがあります。
ペットが子どもを守ろう、隠そうとするあまり、口のなかに隠してしまうのです。そして、そのまま最悪の結果になることも……。

ペットに子供が生まれたときは、そっとしておいたほうがいいでしょう。
「かわいい~~」などと言って、やたらに触ろうとしたり、覗きこもうとしたりするのはやめておいたほうがいいかもしれませんね。


Ⓒオモシロなんでも雑学編集部

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