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人と会わないのは、もったいない

今でこそ、ハンドメイドで作家をしていますが、90年代はイラストやゲームなどを作っていました。

昔はネットといえば、ホストサーバを運営しているところへ電話をかけてやり取りするものでした(懐かしい)その時代は、電話代の都合で、近い場所の人が集まりやすく、オフ会もよくありました。

わたしは主にニフティ、個人サーバ複数を渡り歩いてまして、フォーラムも持ってました。どこか忘れましたが、クリエイターの方と知り合う機会が多く、何人かと仕事をしていました。

特に強烈だったのが、ソフトウエア開発をしていた方と、元テレビマンだった方。とにかく人間関係に度肝を抜かれました。大学関係者、研究者の集まりから芸能人、ディレクターなど、サラリーマンではまずあり得ない人間関係。もともと、二人ともサラリーマンだったのですが、人との絡み方が半端ない。

わたしも当時は、仕事をしていたので、勤務が終わってから仕事の打ち合わせやら、プロジェクトやらいろいろしてました。その際、教えてもらったのが、ソフトの使い方や人との付き合い方。

結局そのまま、わたしもフリーとなり、イラストをお店に置いてもらったり簡単なアプリを作って売ったりするのですが、今のようにSNSで宣伝するとか、ではなく、仕事になりそうな方と知り合って直接会う。東京まで行ったこともありました。見込みがありそうなら、すぐ電話してアポ取り。複数人と仲良くなる。パーティとかに呼ばれ名刺配り。あの当時は、わたしもパワフルだったなぁ。まだメンタルをやられていなかった頃。

ハンドメイドに移行したのは2000年代に入ってから。まずやったのは、あみものの技術をプロにすることでした。教室に通って、自分の技術が低すぎたことに衝撃。先生曰く、あみもの界では習うと習わないでは雲泥の差。
2年くらい修行。その後、ホームページでオリジナル作品を発表しつつ、またあみもの界の人海戦術開始。テレビに出た方と友達になります。

ここから体調を崩し、15年くらい一線を引いておりました。

なので、基本、ネット戦略自体知らなかった。ネットには住んでいたので、ライティングは出来るのですが、どうしてもSNSから親しい人が出来ない。何が違うのかわからないまま、なんやかんやで作品を売る流れになる。

ショップを作成するため、色々な方のマニュアルなど見たりしました。時代変わったんだからまずはしたがってみようか。うーん?なんか、うちらの時代になかった、ふわふわ、キラキラ。こうしなきゃダメなのか??

なにせ、お店に置いてもらうなら直接交渉しか手段を知らなかった。しかし、近くのお店は全滅。人間関係は出来たっちゃ出来たのですが。まだ作品を置いてもらえない。距離感も縮まらない。じゃ、オンラインショップって、どうなんだ?

イベントで何度か参加して、つかみはある程度わかった。実際作品も売れるようになった。しかし、オンラインショップをやろうとした去年、妹から電話。いわゆるドリームキラーかな。ってことは、これはいけると確信した。

ドタバタで、ショップをオープン。マニュアル本やブログは見たけど、結局自分のカンで作ってます。そもそも、今までの経験があるので、ペルソナって空想じゃなく実際に会ってるし、コンセプトは以前いわれたことを自分流にアレンジしたもの。写真はイベント用に撮影したものを流用。イベント出店が先だったのですが、これが良かった。

問い合わせに追われるという予想の斜め上の展開に。
SNSもそんなにがっつり取り組んでなかったけど、定期的にお客様がやってきて楽しんでくださる。波はありますが、たぶん、いきなりオンラインショップをしている方よりは動いてるかも。
まだ、目標である実店舗での取り扱いが出来ていませんので、テコ入れは必要でしょうけど。人気作家にならなくても、問題があったら改善していけばいいのよ。

ショップを開いたことでSNSも動かしやすくなりました。よく聞くマニュアルとはまったく逆の展開かも。今までの経験だって、ずっと体当たりだったじゃないか。ちょっとやり取りしたらいきなり突撃して、そのうちいくつかは的中してた。本読んだりブログの人のやり方は、わたしには無理そうに見えたけど、やってみたら自己流の方が正解だった。
ずっと外で営業して、ショップも実際に行ってたのだから自然にプロの技を覚えてしまってたのね。

人と会ったから覚えたことがたくさんある。応援してくれた人の声に全部は答えられていませんが、何度も振り出しからスタートできたり、立ち上がれる自信の根拠は、人と時間を共にしたから。

当時の勢いまではまだまだ。いま流にしないといけないと思ってたけど、結局、人に何かを買ってもらうのだ。実際の人に会ってる方が強いのは当たり前だった。
遠慮しないで、堂々と行こう。

ps.服飾品(アクセサリー)を服に合わせず、絵画のように並べた写真ってどうなんだろ。ちょっと子供っぽく見えるかも。作る時、自分の顔に合わせたりしないのかな?
わたしはウエアの着用画像は、鏡に映して自撮りしました。

着画が用意できないのなら、イラスト描ける子に頼んで、ファッション画でも書いてもらった方がいいんじゃないかなあ。

私は編み物でウエア作る際、完成図にファッション画を描いてました。こういうの、ココナラでやってみようかな?それとも、着画が撮れる絵を描き印刷して売ろうかな?
売ってる着画画像が、正面につけられないのが何でだろうと思ってたんですよね。

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