変化の時の訪問者
前回の記事でも書いたが、私は先日、新卒から働いた病院を退職した。
退職日までしばらくは有給休暇をとっていたので、ここ最近は労働せず過ごす日々が続いていた。
そんなときの、つい先日の友人との会話である。
何日間も労働から離れていたため、
「働いてなさすぎて、そろそろダメになりそうだわ~」
と何気なく私は友人に言った。
すると、友人から返された言葉に私はハッとした。
そうか、私って焦っているのか。
だめになるとかならないとかじゃなくて、これから変わっていく日々に、私はただ何となく焦っているのだと気づかされた。
私、この気持ちを知っている。
ちょうど去年の春ごろに大きな選択をして、変化を迎えたことがあった。
そのときも同じような気持ちで胸がざわめいていたのを覚えている。
私はあと数日で4年と少し住んだ東京という土地を離れて、実家に帰ろうとしている。
そこで、仕事もプライベートも、今までとは違った生活をスタートするつもりだ。
そう、この焦燥感や胸のざわめきは、いつも変化のときにやってくるのだ。
人が一番恐怖や不安を感じるときって、何かを始めたり辞めたりする、つまり変化のときだと思う。
この感情は変化への通過儀礼なのだろう。
でも私は知っている。
変化し始めてしまえば、それはやがて日常になり、いつの間にか焦燥感や不安は消え去っていることを。
なんなら、新しい情熱が生まれることも。
きっと今回も、去年そうだったように、いつの間にか私はこの気持ちを日常という平穏に変えることができる。
そんなことはわかっているのに、いつも変化の前はそわそわしてしまう。
きっとこれからも、何かを始めたり、何かを辞めたりするときは、すごく怖くて、不安で焦るのだろう。
この変化への通過儀礼を、たぶん私は一生飼いならすことはできないけれど、その先を見るために挑んでいくのだろうと思う。
なにより、挑み続けたい!!
<余談>
書いていて思い出したけれど、去年焦っていた時期もこの友人の何気ない言葉に救われて、決断できたんだったなあ。笑
あれこれと考えまくる私の性格とは真逆で、今この瞬間を楽しい方へと、いつも直感で生きているカッコいい友人に感謝!
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