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依存しすぎないために:脳の仕組みを活用する

現代社会でよく耳にする「依存」という言葉。特にSNSの普及によって、私たちはいつの間にか他者からの評価を気にしすぎてしまうことがあります。何かへ依存してしまうことを防ぐためには、脳の仕組みを理解することが大切だと感じるようになってきました。

そこで今回は、私が最近読んだ書籍『すぐやる脳』から得た知識をもとに、依存を避けるための実践的なコツをお伝えします。

承認欲求の二つの軸:他者承認と自己承認

依存と聞くと真っ先に思い浮かぶのは、SNS依存ではないでしょうか。SNSを使っていると、誰でも一度は「いいね」やコメントの数に一喜一憂した経験があるかもしれません。それは私たちが持つ「承認欲求」に深く関係しています。承認欲求には大きく分けて2つの軸があります。それが「他者承認」と「自己承認」です。

「他者承認」とは、他人から認められることによって満足感を得ること。一方、「自己承認」とは、自分自身で自分を評価し、満足することです。SNSでは「他者承認」を求めがちですが、これに頼りすぎると依存に繋がりやすくなります。だからこそ、バランスが重要です。自己承認を高めることができれば、他者からの評価に左右されにくくなり、心の安定を保つことができます。

脳の怠け癖を理解する:やる気の出し方

次に、私たちが依存しやすい理由の一つになっているのが「脳の怠け癖」にあるということです。脳は基本的にエネルギーを節約しようとするため、できるだけ楽な道を選ぼうとします。例えば、やるべきことがあると分かっていても、ついスマホを見てしまったり、SNSに夢中になってしまうことがあるのは、この脳の性質が原因です。

でも、一度作業を始めてしまえば、脳は興奮状態になり、作業に集中できるようになるのです。つまり、やるまでの時間を短くすることが重要。迷っている間に時間が過ぎるのではなく、まず小さなステップでも始めてしまうことが依存から脱却するための第一歩です。

ドーパミンを活用してメリハリをつける

『すぐやる脳』の中で私が特に印象に残ったのは、「ドーパミンをコントロールする」ことの重要性です。ドーパミンは、私たちが何かを達成したときや、期待感を感じるときに分泌される脳内物質です。このドーパミンの作用を上手に活用することで、依存から脱却するヒントが得られるかもしれません。

一つの方法は、自分の中で「発表会」を設けることです。発表会とは、何かしらの目標を設定して、その日までに頑張ろうという仕組みです。例えば、趣味の練習の成果を披露する会を設ける文字通りの発表会を開催する、その他にも友人との会話の中で「〇月〇日までにこの本を読み終える」と宣言したり、SNSで「今月中に〇〇を達成します」と目標を公開したりするのも効果的です。発表の場があることで、自然と頑張る力が湧いてくるのです。

小さな成功体験を積み重ねる

さらに、依存しないためには小さな成功体験を意識して積み重ねることも大切です。人は、達成感を感じることで「もっと頑張ろう」と前向きな気持ちになれます。小さな目標を設定して、それをクリアすることで自己肯定感が高まり、依存に振り回されることなく、自分のペースで物事に取り組めるようになります。

自分を承認することで依存から抜け出す

依存しすぎないためには、自分自身をしっかりと認め、承認することが大切です。そして、脳の仕組みを理解し、依存に陥りやすい状況に対処する方法を身につければ、SNSや他者からの評価に振り回されずに自分らしく生きていけるようになるはずです。

少しでも参考になるとうれしいです。それでは、また明日。

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