見出し画像

クラウドソーシングでしかライターを始められなかった私は、クラウドソーシングなしではライターになれなかった。

まだ、心臓の音が早い。とあるツイートを見て、なんだか悲しくて、反発心もあって、納得感もあって。いろんな感情がめちゃくちゃになった。ので、私の気持ちを書いてみようと思う。

もしかしたら下書きに戻してしまうかもしれないけど、自分の中で消化させたくて書いてみる。

まず、私はクラウドソーシングでライターの仕事を始めた。30代、ライター未経験で異業種からの転身。今となっては、SNSやオンラインコミュニティでも並行して仕事を探せば良かったと思うけど、当時はそんな考えはなく、とにかくクラウドソーシングで応募し続けた。

そういう「ライターの始まり」もあるのは事実で、押しつけるわけではないけど、まずはクラウドソーシングから仕事を探して、実績を元にどんどん次の仕事につなげていけば良いと思っている。

私も徐々にクラウドソーシングの案件は減っていったし、文字単価よりも記事単価になり、当時に比べたら良い条件にたどり着けていると思う。

クラウドソーシングがない時代からライターをしている方や、会社員としてライターのキャリアをスタートさせた方にはわからないことを、私は経験している。

ライターになりたいのに、どうしたらいいか分からず、だれも助けてくれず、仕事も決まらず、でもそんなときに間口を広く取ってくれていたクラウドソーシングがあったから、私はライターとしての第一歩を踏み出すことができた。

文字単価は低かったし、今思うと時給なんて考えられないけど、私にとって大切なきっかけになってくれた場所。だから、「クラウドソーシングなんてダメ」みたいなコメントを見ると、悲しくなってしまう。

知り合いにライターや編集者がいれば、そこから仕事を始められるけど、そんな恵まれた環境にいる確率は低いと思う。もっと言えば、SNSなどで「ライター募集」に直接応募するのも未経験者にはハードルが高い。クラウドソーシングなしでは、未経験のまま仕事を見つけられる確率はぐっと下がるのではないだろうか。

クラウドソーシングでは文字単価でしか仕事が取れないのだけど、文字単価でなら仕事が取れる。1つ仕事が取れたら、次に進めるんだ。

低単価の案件を受注し続けるのは良くないけど、最初の1記事目を完成させるためにまずチャレンジしてみてもいいのではないだろうか。

きっと何気なく放った言葉が、たまたま近くを通った私に突き刺さってしまい、なんだか気持ちがあふれてしまった。

冷静になればね、変な案件にひっかかって嫌な思いをしないように、(男女問わず)老婆心で言ってくれているのかもしれないとも思えるのよ。違う始め方もできるよって。

でも、手が届かない場所で、「クラウドソーシングはダメ!」という言葉だけ受け取って、何もしないうちに諦めてしまう人もいるかもしれない。だったら、「クラウドソーシングリテラシー」みたいなものを発信するのもいいかもしれない。と、書いていて思った。

自分のキャリアの一つとしてクラウドソーシングで受注した案件を役立てることを考えて、一つずつ完結させて次へ進んでいく。当時の私のような気持ちの方を応援して、楽しく生きられるようになってほしい。もう一つやりたいことが増えてしまった。

今日はツイートはせずに、ヒミツにしておこう。noteから見てくださったあなたに感謝です。

それでは、また明日。

ここまで読んでいだだき、ありがとうございました!もっとすてきな記事をお届けできるように、頑張ります!